コミュニティ運営ノウハウ

ITエンジニアの複数コミュニティ所属のススメ

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TechCommit AdventCalendar2024 25日目の記事としてinoueがお送り致します。
この記事ではITスキル学習者コミュニティのTechCommit運用者として感じている、複数コミュニティ所属の大切さを『ポエム』として書いてみようと思います。

特に新しい技術学習の習慣化や転職等を考え始めている方に参考にしてもらえたら幸いです。

コミュニティの定義

この記事でいうコミュニティとは、特定の技術コミュニティはもちろん、会社の開発チームや自分の家族など、同じ時間を過ごしたり情報を共有したりする集まりを指しています。
OSS活動など開発者としてのコミュニティや、特定の技術の普及を目的としたコミュニティ、学習の習慣化の為に集まっているコミュニティなどその目的も様々です。

特にITエンジニア向けの集まりに興味がある方は、Connpassあたりで定期的に勉強会を開いている所などを眺めてみられても面白いでしょう。

複数のコミュニティに所属することを薦めるワケ

様々なコミュニティに所属するメリットは大きく次の3つあると考えています。

  • 価値観や常識を拡張できる
  • バイアスが認識できる
  • 匿名性をコントロールできる

それぞれ解説します。

価値観や常識を拡張できる

技術系のコミュニティの場合は一定その技術に関する理解がないと話についていけないと言うのはありますが、思想や技術の採用事例などをなんとなくでも知っておくことは設計等の着想を得られるヒントになります。
また、自身が使っている技術や開発手法などの解像度も相対的に上がっていきます。

もちろん技術雑誌等でも俯瞰的に情報を得ていくことはできますが、リアルな現場や思想などは人と直接話せる場の方が得やすいというのもあります。

特にスキル的な要素以外にも、趣味などの繋がりも作れると、分野レベル問わず様々な考え方や価値観に触れられる機会も増えてオススメです。

バイアスが認識できる

特にひとつの会社・現場でしか仕事をしたことがない人は、技術的なスキルの伸ばし方やキャリアの積み方など、その会社の文化などに大きく影響を受けがちです。
また、インターネット上の情報においても、執筆者のバイアスなどに大きく影響を受けている可能性があります。

主なバイアスや情報を歪める要因としては次の3つがあります。

  1. 生存バイアス(自分はこれで成功できたしこれがイケてるんだ!みたいなやつ)
  2. 確証バイアス(やっぱり自分は正しいんだ!と思い込みたがるやつ)
  3. ポジショントーク(自分あるいは商品に良いイメージを持ってもらう為に出す情報)

これらの“ベクトル”の性質を理解・認識するためにも、様々な立場・有識者から情報を得て、自分で判断できるようにしておくことが大切です。
(もちろんこの記事もコミュニティっていいよなぁと思っている筆者の成功体験による生存バイアスと、ちょっとTechCommitの宣伝にもなったらいいなというポジショントークも含まれているワケですがw)

とりわけ相見積もりではないですが、複数の違うコンセプトで運営されているコミュニティで同じ質問をすると、自分の中で客観的な判断をするのに役立ちます。
特にビジネス的な思想の強いプログラミングスクールやサロンなどでは、ポジショントークや生存バイアスの強い意見が出がちなので、『複数の違うコンセプトで運営されているコミュニティで同じ質問をする』というところがポイントです。

匿名性をコントロールできる

コミュニティもその関わり方は様々で、オンラインを中心としたものから、リアルのみの付き合いまであります。
とりわけ転職に関することや仕事の悩みや人間関係の悩みなど、リアルの仕事仲間や家族に相談しづらい内容は、『ある程度信用できる仲間に情報を提示しつつ相談できる場所』として一定の匿名性のあるコミュニティを活用するのもオススメです。

(とりわけ転職等に関しては、複数人で職務経歴書やスキルシートのレビューを行うのも楽しく勉強にもなるので、そういった相談をできる場所を探してみるのも良いでしょう)

最後に

どんなコミュニティ(人間関係)が好きかは人それぞれですが、少なくとも情報を仕入れたり、情報の検証をしたり、場合によっては相談したりなど、戦略的にコミュニティを使えると自身の意思決定に良い影響を出せると考えています。

特に何か悩み事がある方はコミュニティも上手く使えると良いと思いますので色々楽しそうなことができないか考える参考にもしてみてください。
(場合によっては自分でコミュニティ運営するのも良いと思います。大変ですが。)