BASEプロダクトチームブログ

ネットショップ作成サービス「BASE ( https://thebase.in )」、ショッピングアプリ「BASE ( https://thebase.in/sp )」のプロダクトチームによるブログです。

BASEにPayPayが導入されました!

はじめに

こんにちは!
BASEでバックエンドエンジニアをしている、かがの(@ykagano)です。

昨年まではCartチームにいたのですが、今年から部署名が変わりまして、現在はCheckout Reliabilityチームにいます。
これはBASEのECカートの信頼性を守るためのチームです。
決済の安定性を高めるために日々活動をしていますが、それについてはまた別の記事で書かせてください。

さて、QRコード決済サービスとして日本で一番シェアの大きいPayPayといえば、皆さまもご存知かと思います。
今回は、2026年1月28日にサービスリリースしたこのPayPay導入についてお話しさせていただきます。

BASEはなぜ決済手段を増やすのか

まずBASEがなぜ決済手段を増やすのかですが、そもそも決済手段が増えるとどういう良いことがあるのかからお話ししたいと思います。

ECにおいて購入体験の中で最も重要なポイントのひとつが「決済」です。
商品を見つけてカートに入れても、最後の支払いでつまずいてしまうと、その時点で購入は完了しません。
特に近年はクレジットカードだけでなく、QRコード決済や後払いなど、ユーザーごとに「普段使っている支払い方法」が多様化しています。
そのため、ショップ側が対応している決済手段が少ないと、それだけで購入機会を逃してしまう可能性があります。

SBペイメントサービス株式会社による「決済手段のEC利用実態調査結果」でも、「よく利用する決済手段がない場合、男女ともに約6割が購入せず離脱する」という結果になっています。

www.sbpayment.jp

ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツ・サービスを支払う際に、よく利用する決済手段がない場合どうするかを尋ねたところ、男女ともに56.5%以上が、そのECサイトでは購入せず離脱する傾向にあることが分かりました。また、そのうち44.8%以上※2の人は他のECサイトもしくは実店舗で購入する意向があることから、購買意欲が高い人でも決済手段の不足が要因で離脱しており、ユーザーのニーズに応じた決済手段を取りそろえることは購買率を上げる重要な要素であると言えます。

つまり、決済手段を増やすことは単に「選択肢を増やす」というだけではなく、ユーザーが安心して購入を完了できる環境を整えることにつながります。
これはショップオーナーにとっては購入率の向上につながり、BASEにとってもより多くの取引を支える基盤を強化することになります。

今回PayPayがBASEに導入されたことは、こうした背景からも多くのショップ様にとって望まれていた機能追加だったと考えています。

BASEでのPayPay導入方法

PayPayは「BASEかんたん決済」に追加される形で提供されます。
PayPayを利用するには、この「BASEかんたん決済」の利用申請が必要です。

「BASEかんたん決済」の利用申請をもとに、PayPayで審査が行われます。
その後、可決された場合はPayPayを利用開始いただけます。

なお決済手数料は 4.6% + 40円 です(グロースプランの場合、決済手数料は 3.9% のみ)。
これは既存のAmazon Pay や PayPal決済と同じ決済手数料となります。

その他、詳細については下記ヘルプページをご参照ください。

help.thebase.in

BASEでの支払い方法

BASEのカート画面で支払い方法に「PayPay」を選択して、購入完了ボタンを押していただく形となります。
その後、「PayPay」の手続き画面に遷移しますので、「PayPay」アプリで認証・支払いすると、BASE側に自動で戻り、購入が完了します。

PayPayは現在、BASEのWebショップのみが利用可能となっていまして、Pay IDアプリには未対応となります。
またPayPayで支払いが可能な商品は通常商品のみとなっており、デジタルコンテンツや予約販売や抽選販売など、通常商品以外の商品には利用できないようになっていますのでご注意ください(取り扱いについては今後変更になる場合があります)。

その他、詳細については下記ヘルプページをご参照ください。

help.thebase.in

PayPay導入の開発について

PayPayの導入はService Reliabilityチーム(以降SRチーム)にて開発いただいてます。

私自身はPayPay導入の開発に直接関わっていたわけではないのですが、導入後のカートシステムの運用を行う前提で設計や実装レビューに入らせていただきました。
今回BASEにPayPayが導入されることになり、システムの開発が始まったのが、2025年10月8日になります。この日に開発メンバーでキックオフを行い、設計を始めていきました。

実装にはPayPayのスマートペイメント機能を利用しています。
初回はユーザーの連携が必要ですが、2回目以降は同じ端末からの操作であれば再度連携せずに支払いをすることができます。

詳細はPayPayの公式ドキュメントをご参照ください。

developer.paypay.ne.jp

PayPayはクレジットカード決済とは異なり、ユーザー操作後にBASEとは非同期で決済結果が確定するフローを含んでいます。
そのため「決済をいつ確定させるか」「どの状態をもって成功とみなすか」を慎重に設計する必要がありました。

今回は「注文が完了した時には決済も確定している」というBASEの体験を維持するために、PayPayの画面で決済をしたあと、BASEの画面に戻ってきた後にPayPayの決済結果が正常に完了していることを確認してからBASEに注文を作成するようにしました。

BASEでは複数の決済手段を扱っているため、特定の決済に依存しすぎない形での実装が求められます。
PayPayも既存の決済と同じインターフェースに乗せることで、カート・注文・発送といった関連機能への影響を最小限に抑えています。

私がレビューをしている中で特に意識したのは、「PayPay側で一時的な障害が発生しても、注文や決済状態が不整合を起こさないこと」です。
この辺りは特に注意してレビューをさせていただきました。
もし何らかの原因によって決済が失敗した場合も不整合が起こらない仕組みとなっておりますので、安心してご利用いただければと思います。

おわりに

開発期間としては約3ヶ月でリリースすることができたのですが、これほど早くリリースできたのもSRチームの皆さまの頑張りのおかげです。
本当にありがとうございました。

PayPay決済はまだBASEで開始したばかりですが、今後利用数、利用率ともに高くなるものと思いますので、より安定的に運用できるように改善を重ねていきます。

BASEではこうした決済の仕組みにも関わっていけますので、ご興味がありましたら採用情報をぜひご覧ください。

binc.jp

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