空港で泣き崩れた妊婦を、見知らぬ女性6人が無言で囲んだ
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アメリカ在住のベス・ボーンスタイン・ダニングトンさんが、ロサンゼルス国際空港を利用した日のこと。
搭乗口付近で飛行機を待っていたベスさんは、1歳ぐらいの男の子が席の間を走ったり、叫び声を上げたりしながら大暴れしている場面に出くわしました。
泣き崩れる妊娠中の母親と、暴れる幼い息子
どうやら男の子は飛行機に乗ることを嫌がり、だだをこねていたようです。
そのすぐそばには、息子の暴れっぷりに動揺の色を隠せない、妊娠中の若い母親がいました。
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母親は大暴れする息子を止めようと抱きしめますが、興奮している息子は母親の手を振りほどき、再びかん高い声で叫び声を上げます。
妊娠中の体で幼い子どもを追いかけ、なだめ続けるのは容易ではありません。周囲の視線を感じながら、母親はどれほど追い詰められていたことでしょう。
疲れ果ててしまった母親はとうとう床に座りこみ、その場で顔をおおって泣き始めてしまいました。
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見ず知らずの女性たちが、自然と集まってきた
するとその時。その場にいた女性6~7人が、親子の周りを取り囲みました。
女性たちはひざまずき、親子のためにできるさまざまなことを試みたのです。
1人の女性は男の子に向かって歌を歌い、もう1人の女性はミカンの皮をむいて分け与えようとしました。
男の子の興味をひくようなおもちゃを手にする女性や、泣いている母親に対し水を渡す女性、バッグからカップを取り出す母親を手伝おうとする女性の姿も…。
ベスさんによると、その場にいた女性たちは相談し合うことなく、それぞれが自然とそういった行動に出たようです。
声をかけ合うでもなく、誰かに促されたわけでもなく、それぞれが静かに立ち上がり、親子のそばへと歩み寄っていったのです。搭乗を待つ大勢の乗客がいる中での、静かな連帯でした。
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親子は無事に搭乗。女性たちは何事もなかったように席へ戻った
女性たちの助けにより落ち着きを取り戻した親子は、その後無事に飛行機に乗ることができました。
親子の搭乗を見届けた後、その場にいた女性たちは何事もなかったかのようにそれぞれの席に戻ったといいます。
称え合うわけでも、達成感を表に出すわけでもなく、ごく自然に日常へと戻っていく姿が、この出来事をいっそう印象深いものにしています。
彼女たちの素晴らしい振る舞いに感動したベスさんは、「あの光景を一生忘れない」と語っています。
Facebookに投稿された一連の出来事は話題となり、200件近いコメントが寄せられました。
・なんて美しい話なんだ!読んで鳥肌が立った。
・優しさと思いやりが生んだ、素晴らしい光景だね!
・涙が出た。素敵なエピソードをシェアしてくれてありがとう。
幼い子どもが店や公共機関などでだだをこねることは、珍しいことではありません。
息子の行動に困り果て、孤独を感じていたであろう母親にとって、見ず知らずの女性たちの行動はどんなにありがたく、ホッとさせてくれたことでしょうか。
ひと組の親子を救ったエピソードは、たくさんの人たちの心を温めました。
[文・構成/grape編集部]