
#154【日々徒然】AIに頼る、その頼り方は、この一年でだいぶ習熟した(と思う)のは良いが、マウントにならないように気をつける【職場の話】
職場でパワポを頼られた。
頼られたのは私ではなく、私が個人契約しているAIである。
正直いい加減にしてくれと思うところはあるものの、現場の先端で現実に、SolやOpusが頼りになるところを目撃できるというのは、AIユーザーからしてみればなかなかに愉快でもある。
今回、頼られたのは、パワーポイントのスライドというより、その手前のアイデア出しと思考のまとめ方のほうだった。
営業職が、営業会議を控えて、どうしようこうしようとウンウンしていた。営業は大変だなあと気楽に相槌をうっていたら、「otchさんAIでなんか資料を作って」と、流れ弾が飛んできた。
(雑に質問されるAIの気持ちが分かるような気がした)
仕方ないなと、断れなかった。ウンウン答えが出ないまま、お歴々が鎮座する営業会議に徒手空拳で臨むのは、さすがに気の毒だ。
しかし、こちらとしては、まともに話を聞く気にはなれず(聞いても分からん)、営業職が、ああでもないこうでもない、とやってる内容をおおざっぱに要約して、経営陣の耳に届きやすいようにイエスバット(Yes-But法)で並べて骨を作り、材料を集め、個人スマホのOpus5.5と6Solに、後はよろしくと丸投げした。※個人情報や機密情報は入れていない。そこは重々承知の助。
丸投げといっても作法はある。このへんはAIと一年付き合ってきたから分かることだと自負はしている。
材料の渡し方さえ間違えなければ、いまのフロンティアモデルは、思惑を整理し、方向性を整えて、こういうことが言いたかったのだと思わず首肯する文を構築し、勘どころをおさえたスライドを作ってくれる。
今回、ClaudeではChat、ChatGPTではWorkを使った。どちらも同程度にチャットして、方向性がまとまってから作成に着手。どちらもスライドを成果物(アーティファクト)として作成し、先に完成したのはClaude(12枚)、遅れてChatGPT(9枚)。
内容は、Opusのほうが尖っていて営業好みの仕上がり、Solは、というか、ChatGPT全般がそうなのか、綺麗にまとめる癖があるようだ。そのかわり、要点が揃い、焦点が絞られていて、理解しやすい仕上がりになっていた。
補足。ChatGPTのほうが時間がかかったとはいえ、Claudeが異様に早かっただけで、人間がやったら一時間(以上)コースであることには違いない。
Claudeのほうは、最近、アーティファクトが更新された(2026年9月16日発表。Design、Slides、Docsの三つの種類で始まった)ので、そのせいもあって、この時間差になったのかも知れない。時間差といっても、計測したわけではないから、体感であることを付け加えておく。
・・・
いつぞや、「AIは嫌いなんだ」とのたまった若手上席は、仕上がったスライド数枚、文書十数枚を手にして、今回ばかりはこう言った。
「俺もAI勉強しようかな」
気付いてくれて良かったけど、AIに頼る、頼り方には、それなりの習熟がいるから頑張ってね。
とは、マウントになるので言わなかった。