エコエコアザラク ~眼~ 「Night 06 怪物」

ミサに対して、あからさまな悪意を持って戦いを挑む者が現れる。まさにそれは怪物。人間の力を凌駕し、またその精神もまた汚染されている。それは“眼”によって操られ、人々の“眼”を刈り取って行く。自らの“眼”を埋めるために。


ここで初めて、なにか邪悪な大きな力の存在が明確に確認できた。この存在、“眼”と黒井ミサ、いや四方田千砂との間にどんな因縁があったのか。過去の記憶をなくし突如夜の魔都に姿を現した魔女、黒井ミサ。彼女が四方田千砂であったときに、なにがあったのだろうか。
ミサもまた、その失われた記憶、自分の本当の過去に対して思いをはせる。だが、そんな気持ちは、彼女の魔女としての力を弱めてしまうもののようだ。過去を抹消することで、千砂はミサとして生まれ変わった。そして邪悪な存在に立ち向かう者になったのだろう。だからこそ、ミサはミサとしているときだけ、魔女としての力を発揮できる。
ひょっとすると、黒井ミサという存在は、人としてあるのではなく、ある種のシステムなのかもしれない。魔都が邪悪な呪いに満ちる時、それに対する力として自然と産み出される…。だからこそ、かつて何人もの顔の違う“ミサ”がいたと…。なんてちょっと思ったり。