日本の企業は毎週約1,000件のサイバー攻撃に直面しており、耐量子暗号(PQC)および人工知能(AI)のセキュリティに必要な技術の標準化を早急に進める必要があります。
Trusted Computing Group (TCG)日本支部 は、来る2月12日にヒルトン東京にて公開ワークショップを開催します。ワークショップでは、「Trusted Computing Group が標準化する2027 X-Day
~ AI・量子時代の新たな脅威に立ち向かう、次世代のサプライチェーン・セキュリティ~」をテーマに、日本のビジネスにとってのエンドツーエンドのサプライチェーン・セキュリティについて掘り下げていきます。さらに、次世代インフラを支えるレジリエンス(耐性)と相互運用性を備えたシステムの構築に向けた最適な手法についても議論します。
「2027年のX-Dayを見据える中、グローバルなセキュリティ基準を強化する緊急性は明らかです」と、TCGプレジデントのジョー・ペニシ氏は述べています。「AIとPQCが脅威の状況をかつてないスピードで変革する中、本ワークショップは、デジタルサプライチェーン全体のセキュリティ確保に必要な技術やルールを共有・整理する貴重な機会となります。」
2025年には、AIを活用した攻撃者が増加しており、日本国民に対する攻撃はより巧妙化していました。AI攻撃や量子攻撃の複雑さと件数が増大するにつれ、セキュリティ対策の標準化が極めて重要になります。なぜなら、個々の組織だけでは新たなリスクをすべて予見することはできず、また独自仕様の防御策は、しばしば企業のサプライチェーン全体の中で最も脆弱な部分となりがちだからです。ワークショップでは、これらの攻撃に対するレジリエンス(耐性)を確保するために利用可能な標準規格や対策について、他にはない有益なガイダンスを提供します。
加えて、本ワークショップでは、2027年に施行が予定されているサイバーレジリエンス法(CRA)への対応をめぐる緊急性の高まりを踏まえ、規制要件が進化し続ける中で、CRA対応に関する認知向上や理解の深化、準備体制の強化を通じて日本企業を支援するというTCGの継続的な使命を体現するものです。
TCG日本支部共同議長の永田 篤志氏、安藤 万理江氏は、「差し迫る PQC と CRA への対応では、要点を押さえつつ効率的に進めることが、日本のビジネスを強くしていくうえで非常に重要です。特に、独自仕様やカスタム仕様だけに頼るのではなく、世界の重要インフラとも接続しうる標準技術や認証フレームワーク、長期メンテナンスを見据えたエコシステムを活用していくことが鍵になります。このワークショップが、その重要性を共有し、具体的な取り組みを考える場になればと願っています。」と述べています。
本ワークショップは、TCGの東京での会員会議と並行して開催され、世界および地域の専門家が一堂に会し、トラステッドコンピューティングの将来と日本のセキュリティエコシステムについて議論します。講演者は、梅城 崇師氏(総務省 サイバーセキュリティ統括官室 企画官)による基調講演の他、安藤 万理江(STMicroelectronics および JRF 共同議長)、ジョー・ペニシ氏 (TCG プレジデント)、クリス・フェナー氏(Google および TCG TPM WG共同議長)、ジェフ・アンダーセン氏(Google および TPM WG Member)、ジョシュア・シフマン氏(HP Labs および TCG Supply Chain Security WG およびTechnical Commitee共同議長)、および 永田 篤志氏(NECおよび JRF 共同議長)が登壇します。
本イベントへの参加登録は引き続き受け付けております。詳細につきましては、下記ウェブサイトをご参照ください。https://bit.ly/tcg-jrf-2026
– ENDS –
TCGについて
TCG は、相互運用可能な信頼できるコンピューティング プラットフォームのために、ハードウェア ベースの信頼のルートをサポートする、オープンでベンダー中立のグローバルな業界仕様と標準を開発、定義、推進するために設立された非営利団体です。
TCGは、オープンな標準と仕様を通じてセキュアなコンピューティングを実現します。TCGの特典には、ビジネスクリティカルなデータとシステムの保護、安全な認証とユーザーIDの強力な保護、そして強力なマシンIDとネットワーク整合性の確立などがあります。10億台以上のデバイスにTCGテクノロジーが組み込まれています。
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/trusted-computing-group/
Membership in the Trusted Computing Group is your key to participating with fellow industry stakeholders in the quest to develop and promote trusted computing technologies.
Standards-based Trusted Computing technologies developed by TCG members now are deployed in enterprise systems, storage systems, networks, embedded systems, and mobile devices and can help secure cloud computing and virtualized systems.
Trusted Computing Group announced that its TPM 2.0 (Trusted Platform Module) Library Specification was approved as a formal international standard under ISO/IEC (the International Organization for Standardization and the International Electrotechnical Commission). TCG has 90+ specifications and guidance documents to help build a trusted computing environment.