選り抜き記事

酵素とは、生体で起こる化学反応に対して触媒として機能する分子である。酵素によって触媒される反応を“酵素的”反応という。
酵素は生物が物質を消化する段階から吸収・輸送・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関与しており、生体が物質を変化させて利用するのに欠かせない。したがって、酵素は生化学研究における一大分野であり、早い段階から研究対象になっている。
多くの酵素は生体内で作り出されるタンパク質を基にして構成されている。したがって、生体内での生成や分布の特性、熱や pH によって変性して活性を失う(失活)といった特性などは、他のタンパク質と同様である。……
- フェンタニルは、鎮痛剤として使用される非常に強力な合成オピオイドである。ほかの薬物とともに、麻酔、集中治療室での鎮痛、鎮静に用い、術後鎮痛や癌性疼痛の鎮痛にも適応がある。ヘロインの50倍、モルヒネの100倍の効力を持つ……
- 根拠に基づく医療は、「個々の患者のケアに関する意思決定において、現在の最良のエビデンスを意識的、明示的かつ思慮深く用いること」である。 エビデンスに基づく医療とも呼ぶ。EBMの目的は、臨床医の経験、患者の価値観、および入手可能な最良の科学的情報を統合して、臨床管理に関する意思決定を導くことである。
- 下肥は、人間の糞尿を腐熟させ、肥料としたものの、日本における名称である。窒素・リン酸・カリウムをふくむ即効性の液肥として、昭和期までの農業において日常的に用いられていた。下肥を汲み取る農家や業者は、実質的に都市の屎尿処理を担っていたが、近代に入り都市人口が増加すると、その供給が肥料としての需要を上回るようになった……