Codeer.ai ユーザーガイド
専門家の判断が繰り返し必要な仕事を、確認できる Agent にする
Codeer は、流暢な回答だけでは不十分な仕事のための製品です。現場を理解している人が、良い結果とは何か、越えてはいけない境界はどこか、いつ人に戻すべきかを決める必要があります。
Codeer では、これを Expert-led AI Agent(専門家主導の AI Agent) と呼びます。専門家が品質の判断を保ち、AI はその判断を、作成・テスト・公開・改善できる Agent にする作業を支援します。
最初から完璧な prompt や大規模な test set は必要ありません。繰り返し起きる実際の状況を一つ持ち込み、次の三点を明確にします。
- Agent は利用者の何を完了させるのか
- どのような結果なら受け入れられるのか
- 何を避け、確認し、人に引き継ぐべきか
その後、Codeer で初版を作成し、動作を試し、重要な状況を再実行できる case として残し、公開できる範囲を判断します。
製品内の証拠とチームの公開判断は別です
Codeer は case、評価結果、Agent version、会話を保存し、動作を継続して確認できるようにします。must-pass set、承認者、停止条件を自動的な公開 gate にする機能は、現在ありません。必要な証拠と、公開、範囲縮小、停止の判断はチームが行い、公開記録として残します。
代表的な例
代表的な流れであり、顧客成果ではありません
講座の責任者が「どの講座が自分に合いますか?」という質問を繰り返し受けているとします。有用な Agent は、学習目標、現在の経験、使える学習時間を先に確認します。現在提供中の講座だけを根拠とともに案内し、未確認の例外に判断が依存する場合は人に引き継ぎます。
Live Test で、Agent が学習時間を聞く前に講座を勧めました。責任者は「推薦前に使える時間を確認する」という動作を、必ず合格すべき case として残します。修正版がこの case と隣接する境界に合格してから、承認済みの少人数 pilot にだけ公開します。
チームは、後の version も同じ判断を守るか確認できます。この例は、時間削減、売上、学習成果を証明するものではありません。それらには実際の pilot から得た証拠が必要です。
始める前に必要な関与を確認する
制御された pilot でも、受け入れ可能な仕事を定義する人、実際の利用を見て例外に対応する人、アクセスと公開を管理する権限を持つ人が必要です。一人が複数の役割を担うこともできます。
必要な作業量は、リスク、データ、ツール、連携によって変わります。まず一つの仕事で、設定作業、人への引き継ぎ、運用時間、品質上の問題を記録し、拡大する価値があるか判断します。Codeer は専門家の責任をなくすのではなく、その判断を確認、再利用、検証しやすくします。
製品構造ではなく、仕事から始める
同じ流れで、異なる専門業務を扱えます。
| 仕事の型 | 例 | 専門家が決めること |
|---|---|---|
| 回答と対応 | 顧客対応、講座の問い合わせ、注文、受付 | 何を回答・完了できるか、いつ人が引き継ぐか |
| 導きと判断 | コーチング、戦略支援、社内ガイド、トリアージ | 何を質問し、どの判断境界を守り、どの次の行動が有用か |
| レビューと成果物 | 草案へのフィードバック、授業準備、専門成果物のレビュー | 品質の条件、必要な根拠、修正が必要な箇所 |
例が違っても、運用の流れは共通です。
- 実際の仕事を一つ選ぶ。
- AI の支援で初版を作る。
- 実際の状況と隣接する境界で Agent を確認する。
- 必ず守る動作を再実行できる case にする。
- 対応する準備ができた範囲だけ公開する。
- 実際の会話から学び、次の変更を検証する。
ここから始める
実際の仕事を一つ選ぶ
最初の Agent 動作を作り、境界を確認し、制御された公開判断を行います
Template を使う
仕事に関する質問に答え、Agent 作成前に AI が生成した draft を確認します
会話を運用する
実際の会話に対応し、新しい case を残し、次の version で学ぶ内容を決めます
役割からガイドを探す
| 担当すること | ここから始める |
|---|---|
| 正しさ、有用性、安全性の条件を決める | 実際の仕事を一つ選ぶ、次に検証済みシナリオ |
| 実際の利用状況を確認し、例外に対応する | 会話、次に会話に返信 |
| データ、チャネル、権限、rollout を設定する | ナレッジと連携、安全に公開、チームとアクセス |
一人が複数の役割を担うこともあります。大切なのは、品質判断、日常運用、技術設定を一つの prompt の中に隠さず、誰が何を決めるかを見える状態にすることです。
目的別に探す
Agent を作る
確認、判断、回答の方法と、承認済みの境界を定義します
教えて検証する
専門家の判断を、version 公開前に再実行できる case として残します
安全に公開する
制御された範囲を公開し、利用者を決め、未検証の仕事には安全な fallback を残します
運用して改善する
実際の仕事を観察し、必要な時に対応し、新しい判断を残して次の変更を検証します
ナレッジと連携
仕事に必要な情報源とアクションだけを追加し、不要な複雑さを避けます
チームとアクセス
専門家、運用担当者、レビュアー、管理者の責任を明確にします