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マガジン一覧

透視図

北海道建設新聞のコラム透視図をまとめた月額マガジンです。ご購読中に追加されたコラムを、全て読むことができます。

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【透視図】朝里川温泉スキー場事故で第三者委が報告書

まさかこんな小さなミスが大けがにつながるとは―。建設業に従事する人でそんな甘いことを言う人はいないだろう。どんな作業や環境にもリスクを読み取り、事前に対策を立てるのがプロというものである▼例えば労働安全衛生の取り組みがしっかりしている建設現場では、脚立からの転落事故はほぼ発生しない。危険意識が低かった昔は、頭から落ちて死亡したり後遺障害が残ったりという事例が少なくなかった。 たかが1―2メートルの高さだからとの油断が、重大事故を招いていたのである。作業者の勝手な判断で脚立を

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【透視図】日本関係タンカーが紛争後初めてホルムズ海峡を通過

第2次大戦後しばらくの間、中東産油国の石油と流通は欧米の国際石油資本(メジャー)に牛耳られていた。大戦による国際秩序の崩壊に乗じ、メジャーが石油利権を拡大していった時代である▼その鉄の支配に風穴を開けたのが、当時は新興の商社だった「出光興産」の創業者出光佐三氏。いわゆる「日章丸事件」である。メジャーに反旗を翻し、石油産業の国有化を宣言したイランから独自に石油を輸入したのだ。

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【透視図】〝逆〟五月病

近年の傾向だが、部下を指導する上司や新人を教える先輩がパワーハラスメントやセクシャルハラスメントを気にするあまり、職場の連携がうまくいかなくなる例が増えているそうだ▼「この接し方はパワハラとみられないか」「彼女少し微妙な表情してたけどセクハラと思われたのか」。あれこれ考えても正解にたどりつけない。その結果、本来言わねばならないことが言えず、人が育たないため業績も落ちていく。

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【透視図】スター軍団と日経平均株価

見かけは派手だが実態はお寒いもの―。1990から2000年代にかけてのプロ野球経営がちょうどそんな様子だった▼長嶋茂雄監督率いるスターぞろいの読売巨人軍が断トツ人気で他球団と優勝争いを繰り広げ、球界全体が好景気に沸いているように見えたが内実は違った。バブル崩壊でテレビ放送やスポンサーが減り、資金力を持つ巨人軍だけは安定を維持していたものの、後の球団は青息吐息だったのである。

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Ruta40を試す/萩原亨のアンデス道路紀行

北海道道路管理技術センター顧問で、交通工学を専門とする萩原亨北海道大学名誉教授が、2025年夏、アルゼンチンのRuta(国道)40へ。北海道から遠く離れたアンデス東麓地域で見た「道」、感じた「風土」や「地域」の姿は?アンデス山麓の都市を結ぶ国道を旅を記録した道路紀行。全6回

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「アルゼンチンのRuta40を試す」―萩原亨のアンデス道路紀行①/はじめに

Rutaはスペイン語で道(Route)を意味する。その語源はフランス語に由来する。日本語では路線名の後にRouteが置かれ、古くは東海道・中山道など「道」が路線名の最後となる。アルゼンチンの国道40号(Ruta40)は米国のRoute66と同様に、世界中にその名前が知られている。(文・北海道道路管理技術センター顧問 萩原亨、写真・徳永ロベルト) 往復800キロ、Ruta40を行く Ruta40は米国のRoute66よりも路線長が長く、5,000キロを超えることが有名な理由

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「アルゼンチンのRuta40を試す」―萩原亨のアンデス道路紀行②/乾いた大地とサボテン、荒れた路面

Ruta40はアンデス山脈のいくつもの山並みの間を南北につないでいる。メンドーサからチレシトに向かうとき、左側と右側に標高4,000メートル級の高い山脈が連続している間の盆地を道路が続く。これらの山脈は西側が急峻、東側が緩斜面となる特徴がある。(文・北海道道路管理技術センター顧問 萩原亨、写真・徳永ロベルト) サボテン「アルゼンチンのサワロ」 湿度40%。この地域の半砂漠には大型のサボテンが多い。このサボテンは標高800ー2,000メートルの土地に自生するカルドングランデ

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「アルゼンチンのRuta40を試す」―萩原亨のアンデス道路紀行③/長い直線、追い越し禁止と消える車

地図を見ると分かるように、Ruta40は直線路が長い。このため、曲線区間に差し掛かるところで追い越し禁止となり、曲線区間が終了後に追い越し禁止は解除される。もちろんS字カーブとなる所は、追い越し禁止が連続する。そこそこ乱暴な車であっても、追い越し禁止は順守するドライバーが多かった。(文・北海道道路管理技術センター顧問 萩原亨、写真・徳永ロベルト) ジェットコースター道路 日本では地形を整え、道路構造令の視距を順守する縦断勾配とする道路構造がほとんである。このため、すぐそこ

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「アルゼンチンのRuta40を試す」―萩原亨のアンデス道路紀行④/山麓のオアシス・出発地メンドーサ

アルゼンチン西部の中心都市メンドーサは人口約10万人。アンデス山脈の東山麓にあるオアシス都市である。年平均気温16.2度、夏雨型で年降水量255ミリという砂漠気候下にある。メンドーサ市の中心インデペンデンシア広場に近い繁華街エスパーニャ通では街路樹が繁茂し、緑のトンネルをつくっている。(文・北海道道路管理技術センター顧問 萩原亨、写真・徳永ロベルト、画像は市内を代表するサン・マルティン公園の記念碑) 豊富なワインとアコンカグア メンドーサのほとんどの街路がこのような緑豊か

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泊原発3号機 再稼働の行方

北海道電力の泊原子力発電所3号機は、原子力規制庁の適合性審査を通過し、再稼働に向けた安全対策工事を進めています。立地地域や周辺の理解、再稼働への合意も不可欠な要素です。動向をタイムリーに伝えます。

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泊原発3号機 再稼働の行方⑩/国と原発立地地域、共生の在り方に変化

政府は2月に決定した第7次エネルギー基本計画で、福島第一原発事故後に続いた「脱原発依存」の方針を「最大限活用する」に大転換した。こうした中、国と原発立地地域の共生の在り方にも変化が出始めている。

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泊原発3号機 再稼働の行方⑨/国と道が岩宇4町村に理解を要請

北海道電力泊原子力発電所3号機の再稼働を巡り、国は北海道と岩宇4町村に理解を要請した。法的な決まりはないが、地元の同意が再稼働の必須条件となる。ただ、事故が起こればその影響は極めて広範囲に及ぶため、北海道が他の自治体の意向をどう反映させるかも焦点だ。

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泊原発3号機 再稼働の行方⑧/最終局面の新潟・柏崎刈羽原発6号機

新潟県内にある東京電力柏崎刈羽原発6号機(沸騰水型軽水炉、135.6万キロワット)の再稼働問題が最終局面を迎えている。花角英世知事は、実施している県民の意識調査などを踏まえ、2025年内にも最終判断する意向だ。新潟の例から再稼働の是非を巡る動きを探る。

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泊原発3号機 再稼働の行方⑦/愛媛・伊方原発から要点を探る、是非の判断

国の審査合格を受け、泊原子力発電所3号機再稼働の是非を巡る議論が北海道内で本格化している。新しい規制基準の下、2016年8月に再稼働した愛媛県の伊方原発3号機を例に知事が是非を判断する要点を探る。

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次世代半導体工場 北海道に

北海道の千歳市内でラピダスによる次世代半導体工場の建設が始まりました。新たな産業拠点の誕生により、周辺への設備投資が加速しています。ラピダス関連の記事をピックアップしました。千歳に先立ち、半導体工場建設で投資に沸く熊本県のレポートのセットです。まとめ読みしたい方にオススメです。

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【千歳】市の将来人口推計40年で10万3000人に上方修正/ラピダス進出で

千歳市はラピダス(東京)の次世代半導体製造拠点進出を受け、将来人口の推計を上方修正する。市の人口は2024年9月1日時点で9万8023人。製造拠点で働く技術者や研究者、事務職の従業員らとその家族が移り住み、16年後の2040年に5000人増の10万3000人を見込んでいる。関連企業の集積などが進んで、さらに増えるのは確実。人口の急増により、周辺自治体を含むまちづくりの再編に迫られるのは必至だ。(画像は上空から見た千歳市) 改定作業中の千歳市人口ビジョンに盛り込む。素案では2

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【千歳】CBREが流通業務団地に大型賃貸物流倉庫を新築、25年3月着工へ

不動産サービス大手のCBRE(東京)は、千歳流通業務団地内(画像)に賃貸用物流倉庫を新築する。先端半導体の量産を目指すラピダス関連のニーズを見据えた取り組みで、規模は延べ2万4500平方メートル。2025年3月の着工を目指す。

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千歳の今 住宅開発編/駅近くで賃貸住宅の投資過熱、供給は郊外へ広がり

ラピダス(東京)の次世代半導体工場新築が進む千歳市内で、常駐社員が住居を構え始めた。JR千歳駅徒歩圏の共同住宅に入居が集中し、物件は常に不足気味だ。これまでは駅西側の市街地が中心だったが、土地価格の高騰で末広など駅東側の住宅街に及ぶ。戸建て用の宅地開発も進み、造成工事が一斉に始まった。過熱する市内の住宅市場をリポートする。(武山勝宣、坂本健次郎、守田麻衣、及川由華) 過熱する都心の賃貸投資不足する駅チカ共同住宅 「共同住宅の需要に対応できていない。JR千歳駅から徒歩15分

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【千歳】市がラピダス巡り将来ビジョン素案/再開発促進、新団地造成など展望

千歳市は9月10日、ラピダス(東京)の次世代半導体製造拠点立地を巡り、まちづくりの変化や課題を記した将来ビジョン素案を示した。2030年にかけて民間によるJR千歳駅前の再開発や新工業団地の造成を進め、新千歳空港の新たな滑走路整備などの積極的な要望をする。2030年以降は空港や周辺地区を対象に、新たな土地利用や交通ネットワークの構築が必要とみている。 半導体産業集積で革新生むまちへ

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ドコデミライズ

北海道建設新聞の記事で発信した完成前の建築物をイメージパースとともに紹介するコーナーです。建築物の概要やデザインした方々の情報とともに、まちの未来の姿を発信していきます。

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【ドコデミライズ】42/更別村給食センター移転新築

設 計 基本設計:サン設計 施 主 更別村 建設地 更別村更別南1線101(更別小敷地内) 規 模 RC造、2階、延べ722平方メートル 概 要 更別村内の小中学校と幼稚園に給食を提供する。更別中学校の敷地内にある現給食センターは築45年で老朽化し、学校給食衛生管理基準に適合していない箇所がある。敷地内に用地を確保できないため、更別小学校敷地内に移転新築する。施工は2025年度を予定。2026年4月の供用開始を目指す。 【ドコデミライズ】は北海道建設新聞の

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【ドコデミライズ】41/複合施設みんなの工場・(仮称)薪火レストラン新築

設 計 鈴木理アトリエ 施 主 シロ(東京) 建設地 砂川市豊沼町54の1 規 模 W造、平屋、延べ188平方メートル 概 要 複合施設みんなの工場内に開設するレストラン。客席は20席。廃棄物ゼロをテーマに、道産間伐材を使用。周辺には自家菜園を設ける。料理はイタリア料理のTAKAO(札幌)が監修し、道内産の食材をふんだんに使用した料理を提供する。2025年2月の完成、25年4月開業を目指す。施工は林工務店、木村建設、溝口工務店が担う。 【ドコデミライズ】は

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【ドコデミライズ】番外編・夏⑤/北海道新幹線 札幌駅

北海道新幹線の札幌延伸に伴い、駅が置かれる4自治体から駅舎デザインの推薦案が出そろった。2024年夏のドコデミライズ番外編は4つの推薦案と終点・札幌駅舎の完成イメージを紹介する。ラストは札幌駅だ。 JR北海道(札幌)が建設する札幌駅舎は、既存の札幌駅西側で北5条西1丁目から東側に創成川をまたぐ(画像)。デザインコンセプトは「大地の架け橋」。規模はS造、6階、延べ1万3100平方メートルで、旅客上屋はS造、2階、延べ3900平方メートル。2023年秋に着工した。 北5条西1

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【ドコデミライズ】番外編・夏④/北海道新幹線 新小樽駅A案

北海道新幹線の札幌延伸に伴い、駅が置かれる4自治体から駅舎デザインの推薦案が出そろった。2024年夏のドコデミライズ番外編は4つの推薦案と終点・札幌駅舎の完成イメージを紹介する。4回目は、新小樽駅。 小樽市が選んだ推薦案は石積風の低層と、大きなガラス壁面から見える構造材が印象的なA案だ。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)に提示したコンセプトは「浪漫が香る 温もりと心地よさを感じさせる駅」。石造建築など歴史的まちなみと調和する低層と、開放的でモダンなデザインの融合が市

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