川のウルトラライトゲームが楽しいんです

皆さん、最近じわじわと人気を集めている『チャビング』という釣りをご存知ですか?
ひと言でいえば、身近な川で気軽に楽しめるライトルアーフィッシングです。
山根
今回は、そんなチャビングの魅力をご紹介しつつ、釣具店で思わず衝動買いしてしまった最新の専用アイテムの使用感もお届けします!
チャビングってどんな釣り?

ヨーロッパでは、コイ科の小型淡水魚が『ヨーロピアン・チャブ(Chub)』と呼ばれ、古くから釣りのターゲットとして親しまれています。
その名前になぞらえ、日本の身近な小川に生息するカワムツ(英名:Dark chub)やオイカワ、アブラハヤなどを、ウルトラライトタックルで狙うスタイルが、近年『チャビング』と呼ばれるようになりました。
釣り場とシーズン

カワムツやオイカワは想像よりも身近な魚であり、田んぼ脇の用水路や住宅街を流れる都市型河川にも生息しています。
地域によって多少のズレはありますが、水温が上がり始める4月頃から、秋の気配が濃くなる10月頃までが好シーズン。
なかでも夏(6月〜8月頃)にかけては魚たちが繁殖期を迎えるため、オスが見せる鮮やかな婚姻色を楽しめるのもこの釣りの大きな魅力です。
チャビングの魅力

チャビングの魅力は、なんと言っても手軽さと魚からの反応の早さです。
まさに“安・近・短”で楽しめる川のルアーフィッシングと言っても過言ではありません。
ルアーを投げると、一投目から魚たちがワラワラと群れで追いかけてくる様子が丸見えになることも珍しくなく、思わず童心に返ってしまいます。
山根
サイズは大きくても15cm前後ですが、小さな魚たちの中に、ルアーフィッシングならではの駆け引きや面白さがぎゅっと詰まっています。
超小さい専用ルアーを思わず購入!

そんなチャビングですが、一昔前までは渓流用ルアーや管釣り用ルアーを流用し、「当たるけど、なかなか掛からん!」なんて言いながら楽しむのが定番でした。
しかしここ数年で、チャビング専用のルアーやフックも続々と登場。ジャンルとして少しずつ確立されつつあります。
山根
そして先日、近所の釣具店でこんなルアーを見つけて、思わず買ってしまいました。
WISE タイニーオッター

その名も「タイニーオッター」。小指に乗せても、この小ささです。
川に落としたら一瞬で見失ってしまいそうなくらい小さいのですが、このサイズ感には“爆釣”の予感しかありません。

使い方は、ただ巻きが基本のようです。ただ、スゥーッと素早く沈んでいくので、リフト&フォールでも面白そうな印象でした。
とはいえ、チャビングは難しいルアー操作ができなくても、スプーンやスピナーを巻くだけで十分楽しめる釣り。そこまで身構えなくても大丈夫です!
山根
ちなみに、チャビングで釣果を伸ばすコツは“ランガン”。
2〜3投すると魚の反応が薄くなることも多いので、テンポよく移動しながら探っていくと、数釣りしやすくなりますよ。
チャビング専用フックも購入

さらに、同メーカーのチャビング専用フックも購入してみました。
これまためちゃくちゃ小さい……(笑)
針の軸にはスレッドが巻かれており、フック自体にも疑似餌としての役割を持たせようというアイデアを感じる作りになっています。
山根
ちなみに、パッケージのロゴにはしっかりカエシが描かれていますが、実際の商品はバーブレス仕様でした!
スプリットリングとの相性ヨシ

一般的な管釣り用シングルフックと比べると、そのサイズ差は一目瞭然。
もちろん管釣り用フックでも釣れなくはありませんが、小針を使うだけで釣果は5倍……いや、魚のサイズによっては10倍くらい変わる感覚があります。
なお、装着部分は太めの糸でアイが作られているため、スプリットリングへの取り付けも意外と簡単でした。
この針もオススメ

今回ご紹介した「タイニーオッター」とチャビングフックですが、残念ながら現時点ではネット通販での取り扱いが見当たらないんですよね……。
「今すぐチャビング用フックを試してみたい!」という方には、こちらのUCフックがおすすめです。
実際に昨年使ってみたところ、カワムツやオイカワの掛かり方が明らかに変わって驚いたアイテムでした。
手持ちの1g前後のスプーンのフックを交換するだけでも、近所の小川が立派なルアーフィールドに変わりますよ!
ゴールデンミーン GM UCフック
| サイズ | S/M |
|---|---|
| 入数 | 5本 |
まずはチャビングフックから
専用フックの威力ヤバい

管釣り用のスプーン(0.8g)にチャビングフックを装着して実釣開始!
すると、最初のアタリでしっかりフッキングしてくれました。
上がってきたのは良いサイズのカワムツです。
バイトが深い

立て続けに2匹目、3匹目とヒットしていく中で印象的だったのが、針掛かりの深さです。
スプーン本体に寄ってきた魚が、そのままチャビングフックを見つけて食らいついているような……。そんな“しっかり食っている”感じのバイトが多かったですね。
トレーラーにしてみると…

パッケージ裏面に「トレーラー(スプーンとの間にリーダーを入れるリグ)でも使用可能」と書かれていたので、実際に試してみました。
確かにトレーラー仕様でも釣れはするのですが、この使い方なら本家の毛鉤を使ったほうが強いかも……というのが正直な感想です。
山根
個人的には、せっかく大きめのアイが付いているので、スプーンやスピナーのフックとして使うのがおすすめですね!
タイニーオッターが釣れすぎる
ただ巻きでメチャ釣れる

ルアーをスプーンからタイニーオッターに交換し、カワムツが群れている深みに投入すると、すぐに反応が返ってきました!
気になっていた飛距離についても、サイズの割にはしっかり飛んでくれて好印象。小粒ながら、ちゃんと使いやすさも考えられているルアーだと感じました。
ちなみに使用タックルは、渓流ロッドに1000番のスピニングリール、ラインはPE0.3号+ナイロン4lbリーダーという組み合わせです。
淵ではリフト&フォールも効果抜群

ただ巻きだけでも十分釣れるのですが、数匹釣って反応が落ちた淵でも、リフト&フォールに切り替えることで追加の魚をキャッチできました。
さすがは専用ルアー。小さなターゲット相手とはいえ、その釣れっぷりには正直驚かされましたね。
釣れすぎて、カワムツ釣り感は薄らぐかも(良い意味で)

……とまあ、魚が溜まっているポイントだったこともあり、ほぼ入れ食い状態。
「当たるのに、なかなか乗らない……!」というのが、“チャビング”なんて名前が付く前のカワムツ釣りの醍醐味でもあったのですが、専用ルアーや専用フックを使うと本当にバンバン掛かります。正直、ちょっと物足りなく感じるくらい(笑)。
山根
でも、そんな“簡単すぎるくらい釣れる”楽しさこそ、チャビングの魅力なのかもしれません。
遊漁券の必要性も確認しましょう

今回は、身近なルアーフィッシングとして近年注目されているチャビングをご紹介しました。
今回は遊漁券不要の川で実釣しましたが、漁協が管轄する河川や区域では禁漁期・禁漁区間が設定されている場合があります。
また、カワムツやオイカワ、ウグイなどの雑魚と呼ばれる魚でも、遊漁券の購入が必要なケースがあります。
山根
釣行される前に、河川名と遊漁券といったキーワードで検索してみたり、お近くの漁協や釣具店で確認するようにしましょう。
撮影:山根央之
