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HVNC i.e. Puhyunecoインタビュー:『That Day I Was』は「あの日の僕」を成仏させるために
2017年に動画サイト上で活動を開始したPuhyunecoは、2019年までの約2年間、精力的に楽曲を投稿していた。耳に残る抒情的なメロディ、ノイズを混ぜ込んだサウンドデザイン、不安定な精神と恋心を描いた歌詞、奇妙に変調された初音ミクの歌声。Arcaなどの先鋭的な電子音楽家の系譜を偲ばせながらも、独自の美意識が徹底されたその音楽性は、当時のアンダーグラウンドなボカロシーンにおいて異彩を放っていた。 2020年には初のEP『Present』をリリース。収録曲の「akane (2

アメリカ民謡研究会・Haniwaインタビュー 合成音声×ポエトリーリーディングで紡がれる、唯一無二の作風の根源に迫る
このインタビュー記事は、音楽制作プラットフォーム・Soundmainのブログで連載されていた『オルタナティブ・ボカロサウンド探訪』を、当該サイトのサービス終了に伴いインタビュアー本人が転載したものです。 初出:2023/03/07 2007年の初音ミク発売以来、広がり続けているボカロカルチャー。大ヒット曲や国民的アーティストの輩出などによりますます一般化する中、本連載「オルタナティブ・ボカロサウンド探訪」では、そうした観点からはしばしば抜け落ちてしまうオルタナティブな表現を

review: アメリカ民謡研究会 - この音楽は実時間に則って構築されるから、私はその演奏方法の備忘録を作る必要がある。 (2018 / song)
「ボカロシーン」というシステム 私はなぜボカロ曲をずっと聴いているのだろうか。音楽性を問わず様々な曲が「ボカロシーン」という同一のシーンに帰属する性質による多様さ、合成音声の人ならざる歌声の魅力、10代前半の頃から10年以上聴いていることによる馴染みのよさ……。いくつか答えが思い浮かぶが、これらと同じくらい本質的だと思う答えに、アマチュアによる文化であること、そして個人による宅録が中心にあることが挙げられる。 改めて言うまでもないかもしれないが、ほとんどのボカロ曲はアマ

column: ボカロっぽさと現行ヒップホップ/ラップの交差点?――DECO*27「カイコ」とElle『TWO SIDES』について
DECO*27 - カイコ (2025)無秩序なシンセサイザー DECO*27は2008年に活動を始めたボカロP。これまでに「モザイクロール」(2010年)、「ヒバナ」(2017年)、「ラビットホール」(2023年)など数多くのヒット曲を生み出してきた。ボカロシーンの初期から活動し現在に至るまで第一線で活動するDECO*27は、今や「ボカロ文化の顔」のような扱いをされることも珍しくない。 昨年11月にリリースされた「カイコ」は、DECO*27にとっての新機軸を感じさせる
オルタナティブ・ボカロサウンド探訪
音楽制作プラットフォーム・Soundmainのブログで連載していた『オルタナティブ・ボカロサウンド探訪』を、当該サイトのサービス終了に伴い転載。

アメリカ民謡研究会・Haniwaインタビュー 合成音声×ポエトリーリーディングで紡がれる、唯一無二の作風の根源に迫る
このインタビュー記事は、音楽制作プラットフォーム・Soundmainのブログで連載されていた『オルタナティブ・ボカロサウンド探訪』を、当該サイトのサービス終了に伴いインタビュアー本人が転載したものです。 初出:2023/03/07 2007年の初音ミク発売以来、広がり続けているボカロカルチャー。大ヒット曲や国民的アーティストの輩出などによりますます一般化する中、本連載「オルタナティブ・ボカロサウンド探訪」では、そうした観点からはしばしば抜け落ちてしまうオルタナティブな表現を









