
マガジン一覧
縁蟲綺譚 EP.1(悔いの糸、光の底で)
言えなかった言葉は、どこへ行くのだろう。 謝れなかったあの日、伝えそびれたありがとう、飲み込んだまま時間が過ぎた言葉たちは——消えたのではなく、どこかで待っているのかもしれない。 世界観で描く、後悔と縁と言葉の物語。
ムネモシュネ EP.1 記憶書庫の国
記憶は、誰のものですか? もし、あなたのすべての経験が言葉になり、他者と共有されたら。 もし、「私」という感覚が薄れ、「私たち」の一部になったら。 それは理想の世界? それとも── 旅人シオンが訪れたのは、記憶を共有する国「ムネモシュネ」。 この国では、個人の記憶は中央塔に奉納され、集合知として保存される。 争いのない平和な社会。 しかし、そこで失われたものとは。 三日間の滞在で出会った三人。 最後まで抵抗した老学者。 愛のために記憶を売る少女。 善意に満ちたシステムの執行者。 彼らの選択は、「私であること」の意味を問いかける。 思索的ファンタジー。 読後、あなたの記憶の意味が、少し変わるかもしれません。
名前のない鞄
「もし、あなたの親友が、死に際にこう言ったらどうしますか?」 「自分が生きた証を、すべて焼き捨ててほしい。一文字も残さず、灰にしてくれ」 これは、歴史の激流に飲み込まれようとしていた一人の男と、彼が命を懸けて守り抜いた「ある鞄」の物語です。
深淵のカノン EP.1(深淵のカノン)
「失うほど、本物に近づく。」 地の底へ続く巨大な縦穴《深淵》を抱える管理都市・リムズ。 深淵士の娘・ルカは、五年前に失踪した母の手記を手に、禁断の縦穴へと降り始める。 降りるたびに身体が変容し、記憶が揺らぎ、「自分」の輪郭が溶けていく。 それでも彼女は止まれない。 母の声が、底から呼んでいるから。
春の狛犬 EP.1(何度でも、君の隣に)
「助けたかった。何度でも、何百回でも。でも——助けようとするたびに、俺は君から遠ざかっていた」 親友を救うために、何度も人生をやり直す。 でも、最後の最後まで「助けられない」男の話。 これは失敗の物語ではありません。 「本当の隣にいること」を見つけるまでの旅の話です。
言ノ宮奇譚 EP.1(嘘と名前と、君の怪)
「あなたの名前を、ちゃんと呼べる人が、この世界にいますか?」 怪異が存在する日常に生きる高校生の物語。 名前を食べる怪異、嘘しか言えない神様、影から本音が聞こえる少年——言葉と存在の不思議な関係を描く、和風怪異青春小説。 言ノ宮市に暮らす高校生・夜見坂透には、他者の影から「本音の声」が聞こえるという秘密があった。ある五月の夜、河川敷で奇妙な黒い靄と出会い、翌日、名前を誰にも呼んでもらえない転校生・白瀬言葉と出会う。彼女の名前は「言霊喰い」という怪異に侵食されていた——透は廃図書室に封じられた「嘘しか言えない神様・偽言神」の導きのもと、怪異に立ち向かう。しかしその戦いは、透自身が長年封じてきた「本音」と向き合う旅でもあった。名前を呼ぶこと、本音を言うこと——言葉の持つ力と重さを問う、和風怪異青春小説。
記憶封神戦記 EP.1 忘却の神々
灰色の空から、雪が舞い落ちていた。 いや、雪ではない。 燃え尽きた街から舞い上がる灰だ。 最後の戦場となった都は、もはや廃墟と化していた。 かつて賑わっていた市場も、子供たちが走り回っていた広場も、全てが瓦礫の山に変わっていた。 戦場の中心に、二人の人物が向かい合って立っていた。
FLARE EP.1(炎の子リオと精霊の誓い)
燃えさかる運命の中で、一人の少年は「誓い」を知る。 大災害に見舞われた村で生きる少年リオは、火の精霊イフリートとの出会いをきっかけに、自らの力と向き合う冒険に旅立つ。 この物語は、「希望の火」を継ぐ子どもたちの、命と選択の記録。 【FLAREシリーズ 第1弾】 壮大な自然の力と、少年少女たちの成長を描く幻想冒険譚。
童話の終わり方 EP.1(役割を与えられた牙)
あなたは、この物語の結末を知っているかもしれません。 けれど、それが誰の結末なのかまでは、考えたことがなかったかもしれません。 多くの物語には、あらかじめ用意された役割があります。 守られる者。 脅かす者。 正す者。 そして、安心できる終わり。 それらは、とても分かりやすく、世界を理解しやすくしてくれます。
除霊事務所は今日も赤字 EP.1(除霊事務所は今日も赤字)
祖母の遺した「鬼塚除霊事務所」を継ぐことになった22歳の凛。霊感はないが交渉力だけはある彼女の元に集まったのは、数百年生きる毒舌の使い魔・白と、冥界のシステムに反旗を翻した幽霊コンサルタント・玲。三人の凸凹チームが「成仏できない霊たちの未練」を解決していく中で、凛自身の隠された正体と、仲間たちの過去の秘密が少しずつ明かされていく——。

















































