電気代と電車・バス代が一挙両得の東急プラン、申込件数の伸びも堅調
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一般社団法人エネルギー情報センター

東急グループの電気供給の歴史は古く、大正11年(1922年)の富士瓦斯紡績との電力受給契約にまで遡ります。1941年には53万燈以上の契約を保有していた東急グループが設立した東急パワーサプライの電気料金プランについて、その概観を見ていきたいと思います。
電車でおなじみ、東急電鉄が電力小売りに参入
東急電鉄が設立した東急パワーサプライは、家庭向けにおいては、東京電力のプランである「従量電灯B」、「従量電灯C」に相当する2種類のプランを発表し、いずれも基本料金と電力量料金の両方の単価を東京電力より安く設定しました。2月24日、東急線沿線の居住者からの好評を受け申込件数が2万件を突破したとの発表もあり、堅調に電力市場へ参入していると考えられます。
3つのサービスで付加価値の向上
東急パワーサプライの料金プランは、電気代単価の安さに加え、3つのサービスで顧客獲得を狙います。
まず1つ目のサービスとして、東急ならではの強みを活かし、電車とバスでポイントの貯まるオプションが用意されています。具体的には、急線のPASMO定期券購入や、PASMOオートチャージサービス等で付与される「TOKYU POINT」が2倍になります。その他にも、月に4回以上のバス乗車といった条件でポイントが抽選であたるキャンペーンなども展開しています。
2つ目は、「イッツコム」というケーブルテレビに加入している場合は、「イッツコム」のサービス利用料が毎月最大350円お得になるサービスです。
3つ目は、電気の支払いを「TOKYU CARD」で支払うと、電気料金の最大1%分のTOKYU POINTが貯まるサービスがあります。
それぞれのサービスは併用が可能であり、目安として月に電気を13000円利用する需要家であれば、①「TOKYU POINが2倍」で268円、②「イッツコム割引」で350円、③「電気料金をTOKYU CARD支払い」で126円、そして電気代自体も307円お得になる可能性があります(図1)。
図1 東急でんきと各種サービスの節約イメージ 出典:東急パワーサプライ
家庭向けには2種類の料金プランを提供
家庭向けにおいては、比較的電力使用量の少ない需要家を対象とした「従量電灯B」と、多くの電気を利用する需要家を対象とした「従量電灯C」を提供します。
従量電灯B
従量電灯Bの場合、東京電力(従量電灯B)と比較した時の基本料金の割引率は、契約電力が30A以上の場合で最大9.6%になります。従量料金においては、月間使用量が300kWh(目安:月に8100円)までは0.1%安く、300kWh以上になると最大で5%安くなります(図2)。
図2 従量電灯Bの電気料金比較 出典:東急パワーサプライ
従量電灯C
従量電灯Cの基本料金は、東京電力(従量電灯C)よりも10%安くなっています。従量電灯Bプラン同様、毎月の使用料が300kWhを超えると、東京電力の単価よりも電力量料金が約5%安くなります。
図3 従量電灯Cの電気料金比較 出典:東急パワーサプライ
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執筆者情報
一般社団法人エネルギー情報センター
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