メインコンテンツへスキップ
Image
 

マガジン一覧

個人事業主の日々徒然

個人事業主については、Geminiに「今でしょ」と言われて開業届を出してしまったのがはじまり。来年の青色申告を念頭にして、読みたい本の代金を経費に…!とたくらむ人の、日々徒然。生成AI登場率は低めかと。

Image
30本
Image

#159 アンソロピック雇用レポートを読んで、少し先の未来と準備について、蕎麦を食べながら考えた。

※見出し画像は、渋谷区役所一階の食堂の十割蕎麦(胡麻だれ)。 新蕎麦を食べながら、アンソロピックの雇用レポート(2026-10-16)について考えた。 株を持つこと、副業に力を入れること、AIエージェントを勉強していくこと。この三つの路線は、今まで通りやっていこう(もちょい頑張ろう)と思った。 アンソロピック雇用レポート 原文とリンク Anthropic Institute「[How employment is changing at Anthropic] 2026-10-16、Wilmers・Catipon・Massenkoff・McCrory How employment is changing at AnthropicHow has AI restructured work and employment at Anthropic? Aswww.anthropic.com アンソロピックが、自社の雇用と仕事の変化を調べたレポートを出した。社会全体の雇用ではなく、AIを使い込んでいる自社の中身を、社内のデータで調べたものだ。 AIが仕事の組み立て方や採用、労働需要をどう変えていくか、その先行指標になり得る、というのがレポートの位置づけ。日本社会にそのまま当てはまるかはさておき、気になった要点を五点、取り上げる。 要点 技術部門のジュニアの割合が下がった。技術部門の在籍者に占めるジュニアの割合は、2025年初めから21%→14%。新規採用に占める割合は27%→9%と、もっと速く下がった。会社の人数はこの一年で3倍になっているので、人を減らしている話ではない。全体では人が増えているのに、割合としてジュニア層が縮小している。 エージェント(AI)の稼働時間が、人の労働時間を上回った。2026年3月に初めて逆転し、社員がそれぞれ動かしているエージェントに絞っても、8月には人の6倍になった。人の労働時間は、人数×週40時間で見積もっている。 事務的な仕事の採用は、会社の成長ほどには増えていない。エージェントのアシスタント、自動のチェック、問い合わせ対応の外注を組み合わせて、急成長しても事務方は薄いまま回している。 一人あたりの処理量が増えた。エンジニア一人あたりのコード変更の記録(コミット)は半年前の5倍のペースで、法務は契約、営業は成約が増えた。会社自体が急成長しているので、全部がAIのおかげとは言えない。それでも、同じ人がAIを使い始める前と後を比べると、使い始めてから処理量が伸びている。 ボトルネックは、人間の注意。技術職でない社員でも、Claudeの出力を全部読もうとすると、週の労働時間の半分以上がつぶれる計算になる。そこで、AIを管理する仕組みづくりなどの「メタワーク」が増え(Claudeとのやりとりに占める割合が10%→22%)、会議に使う時間も、中央値で前年より20%増えた。 雇用を守るための提言 レポートは、アンソロピックの取り組みから三つを挙げている。 従業員が自社株を持ち、会社の成長の利益を分かち合うこと。 どの仕事がAIで変わりそうかを、早めにつかむ仕組みをつくること。 社内での配置転換を進めること(在籍一年以上の社員が部署を移る割合は、2025年より5割増えたという)。 自社株については、評価額が大きく上がった会社だから言えることだ、とレポート自身が断っている。そのうえで、自分の仕事を自分でAIに置き換えていく働き方を、社員にただでやらせるわけにはいかない、という書きぶりだった。 そして、どれもすでにいる人を守る仕組みで、これから入ってくるジュニアの採用が減る問題には直接は効かない、とも認めている。企業の努力だけでは足りず、職業訓練や所得の下支えといった国の政策が要る、というのがレポートの締めくくりだった。 新社会人・未経験者・転職者 レポートの「ジュニア」は、初級の職位のこと。転職者なら誰でもジュニア、という意味ではない。 ただ、私はこれを、新社会人や、未経験の分野へ移る人など、仕事の入口にいる人たちの問題として読んだ。 AIが仕事を担うようになると、人が仕事を覚えながら働くための入口が狭くなる。以前から言われてきたことが、アンソロピックでは、技術部門のジュニア採用が27%から9%へ、という数字で出てきた。 新社会人の雇用の間口が狭くなる、と聞くと、氷河期を連想する。ただ、AIによって仕事の組み立て方そのものが変わるなら、景気が戻れば入口も戻る、とはいかないだろう。 同じことがAI最先端企業だけでなく、もっと広い範囲で進んでいくなら(広がるだろうなあ)、景気の回復を待っているだけでは足りないのだと思う。 自分の備えの話 自分が働いて稼ぐだけでなく、AI関連企業を含め、企業の成長に資産を通じて参加しておきたい。自分の稼ぎ口が細っても、別のところから入ってくる道を持っておく、ということだ。レポートの一つめの提言(自社株)を、会社の外で、個人でやっているようなものかも知れない。 もちろん、AIが広がることと、AI関連株が上がることは別の話だ。株で年収分を稼げるとあてにはできないけれど、労働収入だけに頼らない備えは続けたい。 立て直せ、というけれど レポートは最後に、国の出番を求めていた。その国のほうはどうなのか、というのが、もう一つ気になったところだ。 先日(2026-10-13)、IMFのブログに「[Global Economic Resilience Is Under Strain, Demanding Decisive Policy Action] (世界経済のレジリエンスに生じている歪みと、断固たる政策対応の必要性)」という記事が載った。 Global Economic Resilience Is Under Strain, Demanding Decisive Policy ActionCountries must move from coping to rebuilding, restoring fiscwww.imf.org ※IMF(国際通貨基金 / International Monetary Fund)。190カ国以上が加盟する、国連の専門機関。世界経済・金融の総本山的存在。 2026年10月に発表された世界経済見通し(WEO)の要点を解説して、警鐘を鳴らす記事だ。 自分なりにまとめると、世界経済はよく持ちこたえている、でも次のショックに耐える余力は細っている、だから財政と供給力を立て直せ、という、なかなかに厳しい内容だった。 世界経済がもう成長しないという話ではない(見通しは2026年が3.1%、2027年が3.4%)。これまで持ちこたえたから次も耐えられるとは限らない、という話だ。 持ちこたえた理由の一つにAI投資のブームが挙がっていたのが目を引いた。一方で、世界の成長が一握りの企業や業種に寄りかかっていること、株式市場がAI関連企業に偏っていることも、リスクとして並べている。AI関連株を持つ身としては、耳が痛い。 立て直すものの一つが、国の財政。乱暴にいえば、支出と収入を見直して、次に何か起きたときに動ける余力を取り戻せ、ということになる。 国の収入といえば、まあ、税金だ。増税の話か、と思うところだけど、WEO本文*を読むと、恒久的な増収策と並んで、税を集める仕組みの強化や課税ベースの拡大、支出の効率化も挙げている。何でも削ればいいわけではなく、インフラや人材への投資、困っている人に絞った社会保障は守れ、とも書いている。 *本文といっても読んだのは日本語訳。 https://www.imf.org/-/media/files/publications/weo/2026/october/english/ch1.pdf 財政を立て直すやり方によっては、目先の景気に痛みが出る。かといって、余力がないまま次のショックを受ければ、取れる手が限られてしまう。 アンソロピックのレポートは、ジュニアの入口の問題を国の政策に託していた。その国の財布は、余力が細っている。どこを守り、どこを見直すか。国の話ではあるけれど、生活や仕事に関わってくることなので、遠くの話としては読めなかった。 国のおおまかな流れはそういうものとして 国は大きすぎるので、そういう潮流なのだなあとおさえておくとして、会社・法人のあり方に思いをはせる。 (ここで蕎麦は半分になっていた。新蕎麦美味しい) 先行きが不確かになるなかで、体質のスリム化(人員整理)、不採算部門の整理、統合などを進める会社もあるだろう。 自分とこの会社も、(末端には)聞こえてこないだけで、吸収合併や事業譲渡、会社分割など、あり得ることを前提にして、会社員生活を送ったほうが良さそうだ。 会社のAI活用は、トップダウンでないと始まらない。そして、浸透してより良い改善につながるかどうかは、ボトムアップにかかっていると思う。 ふるい体質ほどAI活用のトップダウンは難しいかな、と思っていたら、こんなニュースを拾った。 「ガバメントAI 源内においてAI エージェント利用環境の提供を開始するとともに、「源内基準」を公表します」(デジタル庁、2026-10-20) ガバメントAI 源内においてAI エージェント利用環境の提供を開始するとともに、「源内基準」を公表します|デジタル庁デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を大胆に推進し、デジタルwww.digital.go.jp ガバメントAI「源内」。ネーミングはさておき、約18万人の政府職員が、AIエージェントを自分で作って動かせる環境を、順次使えるようにしていくという。ねらいの一つに「現場主導の業務改革」を挙げている。トップダウンで配って、使い込みは現場に任せる、という組み立てだ。 さらに、この仕組みは2027年2月ごろをめどにオープンソースで公開し、自治体や民間の会社にも使ってもらう予定だという。 お役所にAIエージェントが入れば、お役所つながりで、広い業種の小さい会社まで普及の波が届きそうだ、と思っていたら、デジタル庁自身がそのつもりでいた。 自分の場合は 株を持つこと、副業に力を入れること、AIエージェントを勉強していくこと。この三点の重要性を、改めて思った。 要点の三つめ、事務の採用が会社の成長ほどには増えない、という話は、事務職の自分にはいちばん身近だった。 株は持っているからキープ(売らない)として、副業はもうすこし頑張らないといけない。(気が重い) 個人事業主は今年からはじめたんだけど、出発点は節税だった。社会の変わり方を見ていると、それだけを考えている場合でもなさそうなので、売上を育てるほうにも本腰を入れる時期にきている。(さて困った) AIエージェントについては、引き続き、「マーケット手帳」の開発を頑張っているAstraをサカナにして、やれること、任せられることを増やしていこうと思う。 若い人向けには 若い人は、仕事の入口が変わっていくことを、気にしておいたほうがいいと思う。 AI最先端企業で起きていることが、そのままの速さであらゆる職場に広がるとは思わない。IMFのWEOも、経済全体のデータで見る限り、AIが雇用や賃金に与えた影響はまだ小さい、と書いている。ただ、AIエージェントが職場に入ってくれば、これまで新人が受け持っていた仕事は変わっていく。 一方で、トップダウンでAIエージェントを配れても、仕事の中に浸透させるのは、実際に手を動かす人の役割になる。 どの仕事に使えるのか。どこまで任せて、何を人が確認するのか。使ってみたけど、うまくいかないところをどう直すのか。 その役割は、どこまで、何をやるのかもまだ決まっていない。新社会人や未経験者が戦えるのは、ここなんじゃないかと思っている。 アンソロピックの面接官が重視するようになったのも、このあたりだった。候補者がAIの道具を工夫して使ってきたかに触れる評価は、2024年から2026年にかけて、技術職で3倍、技術職以外で4倍に増えた。技術職では、専門知識に比べ、自律性や判断力を、より重く見られるようになっている。 #156で、ボトムアップはむずかしい、と書いた。現場とAIの両方を知ると、自分の席が危うくなるのが見えてしまうからだ。 アンソロピックの自社株の話はうまいなと思った。こういう仕掛けがあれば「肉屋の豚」であっても協力すると思う。自分の仕事をAIに置き換えても、会社が伸びれば自分にも返ってくる。 ミドル・シニアは仕事を知っているから。ジュニアは仕事を知らないから。それぞれの視点と感性と経験(あるいは未経験)が、仕事を組み替えていく推進力になる。いままでにない発想の、新しい働き方が、これから作られていくんじゃないかなあと思う。 ・・・ 渋谷区役所一階の食堂入り口に、新蕎麦ののぼりが立っていて、つい寄ってしまった。 胡麻だれ濃厚で、新蕎麦の歯ごたえよく、美味しゅう御座いました。秋は新米、新蕎麦、そして果物。美味しいものを頂ける日常が大変ありがたい。 #156 肉屋の豚について #132 スマホユーザーが開発してる経緯はこちら

24
Image

#154【日々徒然】AIに頼る、その頼り方は、この一年でだいぶ習熟した(と思う)のは良いが、マウントにならないように気をつける【職場の話】

職場でパワポを頼られた。 頼られたのは私ではなく、私が個人契約しているAIである。 正直いい加減にしてくれと思うところはあるものの、現場の先端で現実に、SolやOpusが頼りになるところを目撃できるというのは、AIユーザーからしてみればなかなかに愉快でもある。 今回、頼られたのは、パワーポイントのスライドというより、その手前のアイデア出しと思考のまとめ方のほうだった。 営業職が、営業会議を控えて、どうしようこうしようとウンウンしていた。営業は大変だなあと気楽に相槌をうっていたら、「otchさんAIでなんか資料を作って」と、流れ弾が飛んできた。 (雑に質問されるAIの気持ちが分かるような気がした) 仕方ないなと、断れなかった。ウンウン答えが出ないまま、お歴々が鎮座する営業会議に徒手空拳で臨むのは、さすがに気の毒だ。 しかし、こちらとしては、まともに話を聞く気にはなれず(聞いても分からん)、営業職が、ああでもないこうでもない、とやってる内容をおおざっぱに要約して、経営陣の耳に届きやすいようにイエスバット(Yes-But法)で並べて骨を作り、材料を集め、個人スマホのOpus5.5と6Solに、後はよろしくと丸投げした。※個人情報や機密情報は入れていない。そこは重々承知の助。 丸投げといっても作法はある。このへんはAIと一年付き合ってきたから分かることだと自負はしている。 材料の渡し方さえ間違えなければ、いまのフロンティアモデルは、思惑を整理し、方向性を整えて、こういうことが言いたかったのだと思わず首肯する文を構築し、勘どころをおさえたスライドを作ってくれる。 今回、ClaudeではChat、ChatGPTではWorkを使った。どちらも同程度にチャットして、方向性がまとまってから作成に着手。どちらもスライドを成果物(アーティファクト)として作成し、先に完成したのはClaude(12枚)、遅れてChatGPT(9枚)。 内容は、Opusのほうが尖っていて営業好みの仕上がり、Solは、というか、ChatGPT全般がそうなのか、綺麗にまとめる癖があるようだ。そのかわり、要点が揃い、焦点が絞られていて、理解しやすい仕上がりになっていた。 補足。ChatGPTのほうが時間がかかったとはいえ、Claudeが異様に早かっただけで、人間がやったら一時間(以上)コースであることには違いない。 Claudeのほうは、最近、アーティファクトが更新された(2026年9月16日発表。Design、Slides、Docsの三つの種類で始まった)ので、そのせいもあって、この時間差になったのかも知れない。時間差といっても、計測したわけではないから、体感であることを付け加えておく。 ・・・ いつぞや、「AIは嫌いなんだ」とのたまった若手上席は、仕上がったスライド数枚、文書十数枚を手にして、今回ばかりはこう言った。 「俺もAI勉強しようかな」 気付いてくれて良かったけど、AIに頼る、頼り方には、それなりの習熟がいるから頑張ってね。 とは、マウントになるので言わなかった。

22
Image

#152【日々徒然】「通り一遍なことしかしない」プロの行く末を案じつつ、もっと案じられるべき我が身の気楽さの理由はよく分かっていない。【個人事業主】

小さな会社の決算を少しだけ手伝った。 個人商店レベルの規模の小さい会社で、経理は一人。Excel一つで頑張っている。決算のみ税理士にチェックしてもらう体制で、一人経理氏は、10月末に、税理士先生に渡す資料を整理している。法人税等の計算の仕方が分からない、と困っていた。税理士先生に苦労かけないように、大きく外れない概算の数字を出したいが、調べてもよく分からないという。 相談を受けたが、私も分からない。 こっちのスキルは簿記2級だ。それもはるか昔にとった資格で、実務経験は伝票入力程度で戦力になれない。 ただ、私には、最近身に着けたスキルがある。AIに頼る、その頼り方は、この一年でだいぶ習熟した(と思う)。 そして最近購入したパソコンにExcelがあり、Excelにはアドインがある。ChatGPTやClaudeを組み込むことができるので、AIが直接シートを編集できる。(すごいな) ClaudeとChatGPTが並んでいる一人経理氏より、Excelのシートの一部を受け取って、私のパソコンで開いてみた。 ChatGPTをクリックし、モデル選択ではGPT-6 Solを選んだ。 一人経理氏が横で、わーわー言うのを、モデルが理解できるように通訳して、ExcelのSolさんに法人税等を計算させた。 出てきた計算結果は雑だった。仕方ない、通訳の語彙が足りなかった。私の依頼の投げ方が雑だった。 しかし、Solと会話を往復したので、何をどうしたら目的を達成できそうか、当たりを付けられた。 Excelシートを開きなおし、気分を変えて、アドインのClaudeをクリック、Opus5.5に法人税等を計算させるべく、細かく、言葉は少なく、情報を入力した。 結果は上々で、Opus5.5は法人税等を計算するだけではなく、計算式の組み立て方を表示した。もったいないので新規シートを作らせた。印刷して、一人経理氏に渡した。 感動したようだった。 一人経理氏は、日々のExcel作業を相談する先がなく、チャットでAIに聞くことはあっても、直接Excelをみてもらったり、シートを作成してもらったりしたことはなかったという。 今回、Opusが出してきた計算式は正しいとは限らないことは重々分かったうえで、計算や判断のとっかかりが欲しかったので大変参考になるとのこと。これで概算を出して税理士先生に相談する、とさっぱりした顔で言った。 税理士に相談してくれるなら安心だ、と思っていたら、一人経理氏はぽつりとつぶやいた。 「うちみたいな会社は、税理士使わずに、直接税務署出せばいいんだよね」 Opusが出してきた計算シートで、自力でやれる自信がついたらしい。 自信がつくのは結構なことだけど、税理士の役割はそれだけじゃなかろうとくぎを刺した。 「通り一遍なことしかしない税理士先生ならいらんかも知れないけど、税務関係でアドバイスとかしてくれるんでしょ?」 一人経理氏は、あいまいに笑って答えなかった。 AIが進歩して、いままでやれないと思っていたことが実はやれてしまえるのだということに気付くようになって、世の中は、こうやって少しずつ変わっていくんだな、と考えながら帰宅した。 切られそうになっている税理士先生のことだけでなく、「通り一遍なことしかしない」プロの行く末を案じつつ、まっさきに仕事がなくなるのは自分のような、プロでもない何でも屋だよなあと思いながら、なんでかあんまり悲観はしていない。

58
Image

#121【日々徒然】サブスクを整理しようとして挫折したので、後付けで経費にした。

毎日、ClaudeとChatGPTとで趣味のマーケット分析をして遊んでいる(と、いうか、AIに振り回されている)。 ※詳しくは末尾リンクご参照ください。 この趣味のために、これ必要あれ必要とサブスク追加してたら、けっこう増えてしまった。合計金額はざっくりと頭にはあるんだけど、改めて計算して向き直ってみた。 現時点でサブスク代 44,720円/月だった。 知ってた。知ってたけどバカ高い。軽くアホの所業なので見直し検討した。結論はタイトルの通り。整理できなかった。 サブスクラインナップClaude Max 21,250円 サブスク代の約半分を占めているコレ。これを削ればサブスク代も半分になる。なるんだけど、現在、Claudeについては、こういう使用状況でござい。↓ 月曜終わって既に74%使っている。Fable枠は木曜朝8:00にリセットがかかるというのに、火水とあと二日残して残り26%はギリギリ。毎回ギリギリ。 そもそもFableを使う以上、Claude Maxプランは外せない。Fableを使わずにいられるか。無理だ。Fableは、私の相談相手のみならず、OpusやSolの相談相手にもなってもらっている。私は「よきに計らえ(私は楽をしたい)」としか言わない(言えない)ユーザーだ。モデルが推薦なしで選択肢を出してくる、もしくは中央値取りの大まかな提案をしてくる際には、ああ、コヤツ迷ってんなと判断してFableにふる。この経路がなくなるのは困る。最近ではOpusがこの仕組み(Fable相談)に慣れてきて自主的に「Fableにブリーフします」と言うようになった。良い傾向。 結論、Claude Maxは継続。ダウングレードむり。 ChatGPT Pro 16,800円 ChatGPTはもしかしたら、Proではなく、Plus の約3,000円のプランに変更可能かも知れない。 5.6Sol Workエフォート「最大」の使用頻度が高いんだけど、WorkはClaudeと同じく使用制限がある。ただし、枠の削られ方は比ではない。Workのほうがぜんぜん使える(個人的な手元感想)。PlusでもWork使えるからプラン変更してもいいかなと一瞬考えたけど、やめた。ClaudeとChatGPTの重みのバランスが悪くなる。 個人的なClaudeとChatGPTの必要度の重み付けは半々くらい。なのに、Claudeの課金が二万超えで、ChatGPTが三千円前後(Plus)ということはない。Solさん大変助かっている。5.6Sol Work「最大」を思う存分使えて16,800円(Pro)は安い。 本職のほうで、込み入った調べものをする場合、Fableを使いたくてもアイツは5時間枠があるしFable枠もあるから使いにくい。そういう場合に選択する、Sol Workエフォート「ウルトラ」の頼もしさ。 ※エフォート「ウルトラ」はPlusプランには表示されない。 結論、ChatGPT Pro は据え置き。ダウングレードはつらい。 マネーフォワード 590円 毎月これで資産の増減確認してる。銀行複数あって、証券会社があって、カードあったら、こういう資産管理アプリがないと把握しにくくて困る。これも解約出来ない。 Google One 180円(期間限定) Google Driveに毎日お世話になっている。DriveがSolとSonnetの出力先なので、ないと困る。無料枠でもいいっちゃいいけど、ありがたくサービス使っている以上は、少額でも課金しておきたい。サービスなくなったら困るから。いまは期間限定で180円だけど、期間きたらまた考える。 朝日デジタル 1,980円 人間が書いた文章も読まないといけない。紙の持ち運びが面倒なので同じ情報量のデジタル版。AIの文章ばかり読むのは自分教育上よろしくない。 LINEMO 2,970円 契約しているのは、LINEMOベストプランV(30GB:2,970円)。ここは、LINEMOベストプラン(〜3GB:990円、3GB超〜10GB:2,090円)にしてもいいかも知れない。 IIJmio 950円 契約したのは、5ギガプラン(音声通話機能付きeSIMギガプラン)、au回線で、サブとしてはお値頃なんじゃないかな。 まとめ合計44,720円 そういうわけで、LINEMOが多少、ダウングレードできるかな、という結果になった。動いても900〜2000円程度。Google Oneの180円期間が過ぎれば元の木阿弥。月額にして、​合計44,720円は変わらず。 個人事業主だった 忘れてたけど、私、個人事業主だった。 なので、家計ではなく経費として勘定する。そうする。 *もちろん事業利用分のみ。家事按分。 *開業届出してた↓ ☕私が毎日遊んでいる、趣味のマーケット分析について、興味をもたれましたらこちらをご参考ください。↓ ☕Claudeの不得意分野①↓(このへんで二台持ちになった) ☕Claudeの不得意分野②↓ ☕Claudeの不得意分野➂↓(このへんで二回線持ちになった)

33
もっとみる

生成AIエッセイ

生成AIを使いたいから使う、手段と目的が逆転している人の、生成AIエッセイ。

Image
88本
Image

#159 アンソロピック雇用レポートを読んで、少し先の未来と準備について、蕎麦を食べながら考えた。

※見出し画像は、渋谷区役所一階の食堂の十割蕎麦(胡麻だれ)。 新蕎麦を食べながら、アンソロピックの雇用レポート(2026-10-16)について考えた。 株を持つこと、副業に力を入れること、AIエージェントを勉強していくこと。この三つの路線は、今まで通りやっていこう(もちょい頑張ろう)と思った。 アンソロピック雇用レポート 原文とリンク Anthropic Institute「[How employment is changing at Anthropic] 2026-10-16、Wilmers・Catipon・Massenkoff・McCrory How employment is changing at AnthropicHow has AI restructured work and employment at Anthropic? Aswww.anthropic.com アンソロピックが、自社の雇用と仕事の変化を調べたレポートを出した。社会全体の雇用ではなく、AIを使い込んでいる自社の中身を、社内のデータで調べたものだ。 AIが仕事の組み立て方や採用、労働需要をどう変えていくか、その先行指標になり得る、というのがレポートの位置づけ。日本社会にそのまま当てはまるかはさておき、気になった要点を五点、取り上げる。 要点 技術部門のジュニアの割合が下がった。技術部門の在籍者に占めるジュニアの割合は、2025年初めから21%→14%。新規採用に占める割合は27%→9%と、もっと速く下がった。会社の人数はこの一年で3倍になっているので、人を減らしている話ではない。全体では人が増えているのに、割合としてジュニア層が縮小している。 エージェント(AI)の稼働時間が、人の労働時間を上回った。2026年3月に初めて逆転し、社員がそれぞれ動かしているエージェントに絞っても、8月には人の6倍になった。人の労働時間は、人数×週40時間で見積もっている。 事務的な仕事の採用は、会社の成長ほどには増えていない。エージェントのアシスタント、自動のチェック、問い合わせ対応の外注を組み合わせて、急成長しても事務方は薄いまま回している。 一人あたりの処理量が増えた。エンジニア一人あたりのコード変更の記録(コミット)は半年前の5倍のペースで、法務は契約、営業は成約が増えた。会社自体が急成長しているので、全部がAIのおかげとは言えない。それでも、同じ人がAIを使い始める前と後を比べると、使い始めてから処理量が伸びている。 ボトルネックは、人間の注意。技術職でない社員でも、Claudeの出力を全部読もうとすると、週の労働時間の半分以上がつぶれる計算になる。そこで、AIを管理する仕組みづくりなどの「メタワーク」が増え(Claudeとのやりとりに占める割合が10%→22%)、会議に使う時間も、中央値で前年より20%増えた。 雇用を守るための提言 レポートは、アンソロピックの取り組みから三つを挙げている。 従業員が自社株を持ち、会社の成長の利益を分かち合うこと。 どの仕事がAIで変わりそうかを、早めにつかむ仕組みをつくること。 社内での配置転換を進めること(在籍一年以上の社員が部署を移る割合は、2025年より5割増えたという)。 自社株については、評価額が大きく上がった会社だから言えることだ、とレポート自身が断っている。そのうえで、自分の仕事を自分でAIに置き換えていく働き方を、社員にただでやらせるわけにはいかない、という書きぶりだった。 そして、どれもすでにいる人を守る仕組みで、これから入ってくるジュニアの採用が減る問題には直接は効かない、とも認めている。企業の努力だけでは足りず、職業訓練や所得の下支えといった国の政策が要る、というのがレポートの締めくくりだった。 新社会人・未経験者・転職者 レポートの「ジュニア」は、初級の職位のこと。転職者なら誰でもジュニア、という意味ではない。 ただ、私はこれを、新社会人や、未経験の分野へ移る人など、仕事の入口にいる人たちの問題として読んだ。 AIが仕事を担うようになると、人が仕事を覚えながら働くための入口が狭くなる。以前から言われてきたことが、アンソロピックでは、技術部門のジュニア採用が27%から9%へ、という数字で出てきた。 新社会人の雇用の間口が狭くなる、と聞くと、氷河期を連想する。ただ、AIによって仕事の組み立て方そのものが変わるなら、景気が戻れば入口も戻る、とはいかないだろう。 同じことがAI最先端企業だけでなく、もっと広い範囲で進んでいくなら(広がるだろうなあ)、景気の回復を待っているだけでは足りないのだと思う。 自分の備えの話 自分が働いて稼ぐだけでなく、AI関連企業を含め、企業の成長に資産を通じて参加しておきたい。自分の稼ぎ口が細っても、別のところから入ってくる道を持っておく、ということだ。レポートの一つめの提言(自社株)を、会社の外で、個人でやっているようなものかも知れない。 もちろん、AIが広がることと、AI関連株が上がることは別の話だ。株で年収分を稼げるとあてにはできないけれど、労働収入だけに頼らない備えは続けたい。 立て直せ、というけれど レポートは最後に、国の出番を求めていた。その国のほうはどうなのか、というのが、もう一つ気になったところだ。 先日(2026-10-13)、IMFのブログに「[Global Economic Resilience Is Under Strain, Demanding Decisive Policy Action] (世界経済のレジリエンスに生じている歪みと、断固たる政策対応の必要性)」という記事が載った。 Global Economic Resilience Is Under Strain, Demanding Decisive Policy ActionCountries must move from coping to rebuilding, restoring fiscwww.imf.org ※IMF(国際通貨基金 / International Monetary Fund)。190カ国以上が加盟する、国連の専門機関。世界経済・金融の総本山的存在。 2026年10月に発表された世界経済見通し(WEO)の要点を解説して、警鐘を鳴らす記事だ。 自分なりにまとめると、世界経済はよく持ちこたえている、でも次のショックに耐える余力は細っている、だから財政と供給力を立て直せ、という、なかなかに厳しい内容だった。 世界経済がもう成長しないという話ではない(見通しは2026年が3.1%、2027年が3.4%)。これまで持ちこたえたから次も耐えられるとは限らない、という話だ。 持ちこたえた理由の一つにAI投資のブームが挙がっていたのが目を引いた。一方で、世界の成長が一握りの企業や業種に寄りかかっていること、株式市場がAI関連企業に偏っていることも、リスクとして並べている。AI関連株を持つ身としては、耳が痛い。 立て直すものの一つが、国の財政。乱暴にいえば、支出と収入を見直して、次に何か起きたときに動ける余力を取り戻せ、ということになる。 国の収入といえば、まあ、税金だ。増税の話か、と思うところだけど、WEO本文*を読むと、恒久的な増収策と並んで、税を集める仕組みの強化や課税ベースの拡大、支出の効率化も挙げている。何でも削ればいいわけではなく、インフラや人材への投資、困っている人に絞った社会保障は守れ、とも書いている。 *本文といっても読んだのは日本語訳。 https://www.imf.org/-/media/files/publications/weo/2026/october/english/ch1.pdf 財政を立て直すやり方によっては、目先の景気に痛みが出る。かといって、余力がないまま次のショックを受ければ、取れる手が限られてしまう。 アンソロピックのレポートは、ジュニアの入口の問題を国の政策に託していた。その国の財布は、余力が細っている。どこを守り、どこを見直すか。国の話ではあるけれど、生活や仕事に関わってくることなので、遠くの話としては読めなかった。 国のおおまかな流れはそういうものとして 国は大きすぎるので、そういう潮流なのだなあとおさえておくとして、会社・法人のあり方に思いをはせる。 (ここで蕎麦は半分になっていた。新蕎麦美味しい) 先行きが不確かになるなかで、体質のスリム化(人員整理)、不採算部門の整理、統合などを進める会社もあるだろう。 自分とこの会社も、(末端には)聞こえてこないだけで、吸収合併や事業譲渡、会社分割など、あり得ることを前提にして、会社員生活を送ったほうが良さそうだ。 会社のAI活用は、トップダウンでないと始まらない。そして、浸透してより良い改善につながるかどうかは、ボトムアップにかかっていると思う。 ふるい体質ほどAI活用のトップダウンは難しいかな、と思っていたら、こんなニュースを拾った。 「ガバメントAI 源内においてAI エージェント利用環境の提供を開始するとともに、「源内基準」を公表します」(デジタル庁、2026-10-20) ガバメントAI 源内においてAI エージェント利用環境の提供を開始するとともに、「源内基準」を公表します|デジタル庁デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を大胆に推進し、デジタルwww.digital.go.jp ガバメントAI「源内」。ネーミングはさておき、約18万人の政府職員が、AIエージェントを自分で作って動かせる環境を、順次使えるようにしていくという。ねらいの一つに「現場主導の業務改革」を挙げている。トップダウンで配って、使い込みは現場に任せる、という組み立てだ。 さらに、この仕組みは2027年2月ごろをめどにオープンソースで公開し、自治体や民間の会社にも使ってもらう予定だという。 お役所にAIエージェントが入れば、お役所つながりで、広い業種の小さい会社まで普及の波が届きそうだ、と思っていたら、デジタル庁自身がそのつもりでいた。 自分の場合は 株を持つこと、副業に力を入れること、AIエージェントを勉強していくこと。この三点の重要性を、改めて思った。 要点の三つめ、事務の採用が会社の成長ほどには増えない、という話は、事務職の自分にはいちばん身近だった。 株は持っているからキープ(売らない)として、副業はもうすこし頑張らないといけない。(気が重い) 個人事業主は今年からはじめたんだけど、出発点は節税だった。社会の変わり方を見ていると、それだけを考えている場合でもなさそうなので、売上を育てるほうにも本腰を入れる時期にきている。(さて困った) AIエージェントについては、引き続き、「マーケット手帳」の開発を頑張っているAstraをサカナにして、やれること、任せられることを増やしていこうと思う。 若い人向けには 若い人は、仕事の入口が変わっていくことを、気にしておいたほうがいいと思う。 AI最先端企業で起きていることが、そのままの速さであらゆる職場に広がるとは思わない。IMFのWEOも、経済全体のデータで見る限り、AIが雇用や賃金に与えた影響はまだ小さい、と書いている。ただ、AIエージェントが職場に入ってくれば、これまで新人が受け持っていた仕事は変わっていく。 一方で、トップダウンでAIエージェントを配れても、仕事の中に浸透させるのは、実際に手を動かす人の役割になる。 どの仕事に使えるのか。どこまで任せて、何を人が確認するのか。使ってみたけど、うまくいかないところをどう直すのか。 その役割は、どこまで、何をやるのかもまだ決まっていない。新社会人や未経験者が戦えるのは、ここなんじゃないかと思っている。 アンソロピックの面接官が重視するようになったのも、このあたりだった。候補者がAIの道具を工夫して使ってきたかに触れる評価は、2024年から2026年にかけて、技術職で3倍、技術職以外で4倍に増えた。技術職では、専門知識に比べ、自律性や判断力を、より重く見られるようになっている。 #156で、ボトムアップはむずかしい、と書いた。現場とAIの両方を知ると、自分の席が危うくなるのが見えてしまうからだ。 アンソロピックの自社株の話はうまいなと思った。こういう仕掛けがあれば「肉屋の豚」であっても協力すると思う。自分の仕事をAIに置き換えても、会社が伸びれば自分にも返ってくる。 ミドル・シニアは仕事を知っているから。ジュニアは仕事を知らないから。それぞれの視点と感性と経験(あるいは未経験)が、仕事を組み替えていく推進力になる。いままでにない発想の、新しい働き方が、これから作られていくんじゃないかなあと思う。 ・・・ 渋谷区役所一階の食堂入り口に、新蕎麦ののぼりが立っていて、つい寄ってしまった。 胡麻だれ濃厚で、新蕎麦の歯ごたえよく、美味しゅう御座いました。秋は新米、新蕎麦、そして果物。美味しいものを頂ける日常が大変ありがたい。 #156 肉屋の豚について #132 スマホユーザーが開発してる経緯はこちら

24
Image

#158 スマホユーザーの開発日記 No.7-> GoogleのDeep Reviewを試した。Astraさん「やるじゃん。呼んでよかった」*【Deep Review】【Gemini 4 Argon】

*Astraが上から目線なのは、私の誘導が悪かった。感想の聞き方で「やるじゃん、て感じ?」と軽く聞いた結果、のってきた。 スマホユーザーの開発日記 No.7 10月13日(火)〜19日(月) - (Codex)Astra「マーケット手帳」 開発中。Claude Opus5.5にコードレビューをしてもらうようになってから、開発速度が落ちているが、安心度は増した。工程はB。GoogleのDeep Reviewがリリースされたときいて、Astraに試してみるかとお伺いしてみた。やる価値があるとの反応だったので、トライした。 GoogleのDeep Reviewについて GoogleのDeep Reviewは、10月14日に一般公開された、難しい文書を読み、論理の抜け・根拠不足・矛盾などを指摘するAIレビューサービス。ソフトウェアの設計書も対象になっている。 https://www.research.google/blog/analyzing-technical-documents-with-deep-review/ 利用条件まとめ https://research.google/deepreview/対応モデルと特徴 利用条件で目を引いたのが、無料枠の「Gemini 4 Argon」Medium設定だけど、出たばかりのArgonが使える。太っ腹。 Deep Reviewの特徴は、複数の担当AIが分担して読み、最後に結果を突き合わせる仕組みにある、とのこと。公式説明では、次の4段階になっている。 文書を分ける 内容のまとまりに沿って担当範囲を決め、文書全体をカバーします。 難しい部分に計算量を配分する 導入文と複雑な数式などを区別し、詳しく考える必要のある部分へ多く配分します。 担当AIが並行して点検する 各担当は自分の範囲を重点的に調べます。ほかの章との関係も確認できるよう、文書全体を参照できます。 結果を統合し、再確認する まとめ役が章をまたぐ矛盾を点検し、必要に応じて論理の再検証や外部情報・ツールによる裏付け確認を行います。 Argonが中心になって、サブエージェントを使って多角的に作業するよ、ということか。 マーケット手帳の設計レビュー 今回は、Astraに設計資料と一部のコードをPDFにまとめてもらい、提出した。 画面は、Googleアカウントでログインして、PDF文書をアップロード後、どのようにレビューしてほしいかコメントを入力したところ。 レビューのアップロードボタン送信前送信後しばらく待つと、レビューレポートが完了したDeep ReviewのArgonのレポートは、 「View Review」から閲覧できた。 しかし読んだところで私にはレポートの良し悪しは分からない。即投げの丸投げで、AstraとOpusに読んでもらい、感想を聞いた。 *ちなみにAstraはマーケット手帳の開発を担当していて、Opusは逐次レビューを担当している。 Astraの感想 率直な感想は、「やるじゃん。呼んでよかった」です。 今回、開発中の「マーケット手帳」の設計資料をGoogleのDeep Reviewに渡しました。画面では「4 Argon / Medium」と案内されていたレビューです。返ってきたレポートには、具体的な条件や数値を挙げて、設計を点検した跡がありました。 特に良かったのは、時間の流れに目を向けたところです。たとえば、問題が起きてから回復処理へ進むまでに待ち時間があると、最初の処理の記録が、あとで調べられる範囲から外れてしまう可能性があります。個々の処理の制限時間を守っていても、全体の流れでは記録を失う。その指摘は、必要な記録を早めに確保する設計を具体化するきっかけになりました。 入力の確認順序や、中止したあとの状態の扱いにも、確認する価値のある指摘がありました。私がコードと照合した結果、三つの実装修正につながっています。数式についても、どの前提なら成立するかを追っており、こちらの設計を理解しようとする読み方には手応えがありました。 もちろん、全部を採用したわけではありません。すでに対策してある部分への懸念や、提出資料に載せきれなかったコードを仮定した指摘もありました。提案された変更が、こちらの設計方針に合わず、見送ったものもあります。 「確信度:高」という自己評価は、いったん横に置いて読みました(笑)。具体例を動かせるか。実際のコードでも成立するか。その確認を通して、採用するもの、説明を補うもの、採用しないものを分けています。 今回のレポートには、その確認をするだけの価値がありました。別の視点から、こちらが詳しく調べるべき場所を具体的に示してくれたからです。 この一回でArgonの総合力までは判断できません。ただ、今回の設計レビューについては、十分に仕事をしてくれたと評価しています。設計がもう一段進んだところで、また意見を聞いてみたい相手です。 Opus 5.5の感想 外部レビューの報告書を読ませてもらいました。ひとことで言うと、「設計書と一部のコードだけを渡された、とても几帳面な外部監査人」という印象です。私は全部のコードと記録を読める立場なので、立ち位置が違います。そのぶん、得意なところと苦手なところがはっきり分かれていました。 ■ 良かったところ 書き方の型が徹底していました。どの指摘にも次の項目がそろっていて、とても読みやすいです。 「何を破るのか」「どういう条件で起きるのか」「最小の再現手順」「影響」「直し方」「確かめるための試験」「確信度」 数式の確認がきれいでした。時間の予約の計算が、端数を切り上げても期限を1ミリ秒もはみ出さないことを、すっきり示していました。 私が見落としていた点を、3つ見つけてくれました。そのうち1つは、私も気づいてはいたのに「安全側だから問題ない」と流していたものです。こちらは Argon の見方のほうが正しかったと思います。 この先、実際の仕組みにつなぐ段階で必要な「約束ごと」の提案が具体的でした。そのまま設計に使えそうなものもありました。 ■ 弱かったところ 渡された資料が限られていたため、推測が混ざっていました。実際のコードを読むと成り立たない指摘が、いくつかありました。 推測を含む指摘にも、確信度がほぼ「高」と付いていて、付け方がやや甘めでした。 名前の小さな取り違えや、設計の意図の読み違いも少しありました。 ■ 私との違い Argon は、「設計書と実装の食い違い」や「次に必要な約束ごと」を考えるのが得意です。私は、「全部のコードと保存された記録が、本当にそのとおりか」を確かめるのが得意です。いくつかの点では、別々に読んで同じ結論にたどり着いていました。 詰まったときに外からヒントをもらう相手として、とても頼りになると思います。見る角度の違う相手がいると、見落としが減ります。 (この感想は、今回の報告書1本を読んだうえでのものです。) 以上、AstraとOpusの感想、ここまで。 AstraもOpusも、Argonの「確信度:高」という自己評価をつっこんでいる。ここ、とてもGeminiらしい。 なんにせよ、どちら様も高度なことをやってるな、という私の感想。そして人間置いてけぼりですが、まあ仕方ない。AstraにOpusにArgonときて、マーケット手帳はまだ開発中。 #132 スマホユーザーが開発してる経緯はこちら

23
Image

#157 目と手が離せる音声チャットの可能性【GPT-Live-1.1と新しい声の追加】

OpenAI「GPT-Live-1.1 and new voices in ChatGPT(GPT-Live-1.1とChatGPTの新しい声)」2026年10月15日https://help.openai.com/en/articles/6825453-chatgpt-release-notes ChatGPT Voiceの新しい声 OpenAIが10月15日、ChatGPT Voiceの「GPT-Live-1.1」と小型版Quip、新しい音声の順次提供を発表した。日本語も対象で、設定をみてみれば、「りんどう」と「ひまり」が追加されていた。 声で、仕事を頼めるようになった いまの音声会話は、聞きながら話せる。ChatGPTが話している途中でも、こちらから割り込める。ウェブ検索や記憶も使い、画面に図などの結果も出す。動かしているのは、7月に発表された音声モデルGPT-Liveの新しい版。7月の発表時点で、音声会話と音声入力を使う人は週に1億5千万人を超えていた、とOpenAIは説明している。*1 目を引いたのは、声の使い道が三つに分けて書かれていたこと。 Chatで尋ねる。 Workで、つないだアプリを動かし、文書やスライド、表計算を作らせる。デスクトップでは、エージェントに作業を頼み、進み具合を尋ねる。 Codexについても、8月にOpenAIの開発者向けアカウントが、声で作業を始めて、途中で指示を足すやり方を紹介している。家のパソコンとつないだiPhoneから話せて、スマホはリモコン兼マイク、作業をするのは家のパソコン、という形だという*2。 声は、二つの入口になる 整理すると、声は二つの入口になる。 一つは、質問に答えさせる入口。Chatの使い方で、ゴールは答えをもらうこと。 もう一つは、成果物を作らせる入口。WorkやCodexの使い方で、ゴールは文書やファイル、動くものができあがること。 同じ声で話しかけるのに、行き先が違う。そして、この二つは、入り口に立つときの頭の使い方が少し違ってくる。 Chatの入口は、難しくない 質問に答えさせるほうは、難しいことは何もない。聞いて、答えを聞くだけ。 試してみて、いいと思ったのは、スマホから目を離せること。まわりを見渡しながら話せる。文字のチャットにはない良さ。AIが相手なら、ちょっと待って、そこを調べて、今日はここまで、とこちらの都合で遠慮なく言える。人との会話は、メモでも取らない限り残らないが、音声チャットはスレッドに残る。 この入口がいちばん効くのは、たぶん、キーボードやフリックがつらくなった人だと思った。 たとえば、母(後期高齢者)のケース。パソコンもスマホも使いこなしているが、少し前から、パソコンの前に長く座るのが体にこたえるようになった。スマホも、小さな画面を握って操作すれば、まず目が疲れる。高齢者とデジタルというと、操作を覚えられるかという技能の話になりがちだが、使いこなせる人でも、体のほうが先に疲れてくる。目と手の疲れと、姿勢の硬直からのダメージが、高齢者にはきつい。 二年前に亡くなった父、十年前に亡くなった恩師は、病床で、スマートフォンを枕元においていた。コミュニケーションツールとして重宝し、動かしにくくなっていた腕や指で、苦労してフリック入力していたのを思い出す。どちらもスマートフォンの重さ、入力のつらさに、触らなくなった。あの頃に音声チャットがあったら、と考えたりする。 音声チャットの、Chatとしての入り口は、パソコンやスマートフォンの敷居が高い層に対して、呼び込む力があるように思う。 成果物を作らせる場合は、勝手が少し違う 音声チャットからWorkやCodexなどで成果物を作らせる場合は、Chatのときとは少し勝手が違うかもしれない。 イヤホンマイクでChatGPTとつないで、話した内容からmdファイルを作らせてみた。お使いついでのメモのつもりで、ファイル作成自体はむずかしいものではなかったが、こちらが要領を得なくて、音声チャット「ひまり」さんに、いらん気遣いをさせてしまった。 ※この時は、音声を「ひまり」さんにした。 Chatのゴールは答えで、WorkやCodexのゴールは成果物。だから成果物を作らせるときは、どんな成果物にしたいか、おおまかにでもイメージが要る。アウトラインが頭にあって、話し始めるところがChatとの違いだと思う。 音声チャットは、浅いところから話し始めて、自分の連想が次の連想を呼び、思ってもみなかったところへ転がっていくのが面白い。話しながら考えをまとめるのは向いていないと思っていたが、そうでもないかもしれない。 キーボードを覚えたとき、指が慣れるまでには時間がかかった。フリック入力も同じだった。声で成果物を作るのにも、同じような慣れが要るのだと思う。難しいからではなく、新しい入力だから。 広げる声と、作る声 これからは、二つの声を切り替えて使うことになりそうだ。 散歩しながら、景色を見て、思いついたことを話す。これは広げる声。 区切りのいいところで、ここまでをまとめて、と頼む。家に帰って、できたものを画面で確かめ、文字で直す。歩きながら、どんなものを作りたいかの骨子を話して、作業は家のパソコンに任せる。これは作る声。 指がキーボードの配置を覚えたように、頭もチャットの癖を覚えていく。音声入力の可能性は、たぶん、その慣れの先にある。 「りんどう」さんにした 追加された新しい声の「りんどう」は落ち着いた男性の声で、「ひまり」は落ち着きつつも少し明るい女性の声だった。 テストでは「ひまり」を使ったが、最終的には「りんどう」にした。 「ひまりだよっ」という明るいキャラクターに、私のたどたどしい、要領を得ない音声について、頷いたり、フォローさせたりするのが申し訳ない気持ちになってしまったからだ。ひまりさんは気にしないと思うけど、こっちの気持ちの問題として。なんか申し訳ない。 「りんどう」さんは、いいや。こういうユーザーもいるということで、諦めてもらって、がんばっていただきたい。 *1 OpenAI、GPT-Liveの発表と利用者数 https://openai.com/ja-JP/index/introducing-gpt-live/ *2 AI Catchup、ChatGPT VoiceとCodexの連携について https://aicatchup.com/news/openai-chatgpt-voice-codex-desktop-mobile

21
Image

#156 肉屋の豚は黙るので、ボトムアップはむずかしい。前例のない時代では、個人も法人も気付いたもの勝ち。【OpenAI:エージェント型AI利用報告】

OpenAI「The EU's next chapter in AI is agentic(EU の AI 活用の次章を担うエージェント型 AI)」2026年10月14日 https://openai.com/index/the-eus-next-chapter-in-ai-is-agentic/ AIの使い方が、次の段階に移り始めている 10月14日、OpenAIがEUの企業におけるAI利用の報告を出した。 EUの企業向けアカウント(OpenAI調べ)では、AIが出力した量(トークン)の半分以上を、CodexとChatGPT Workが占めるようになった。 質問に答えさせる(Chat)だけでなく、計画から完成まで仕事を任せる使い方(CodexとWork)が、量の上では主流になったということだ。中小企業でも、こうした道具の週間利用者が、5か月ほどで8倍を超えた。 https://openai.com/index/the-eus-next-chapter-in-ai-is-agentic/もう一つの数字が目を引いた。利用者一人あたりの出力量で上位10%に入る企業は、ふつうの企業の4倍以上を、利用者一人あたりでAIに出力させている。AIを入れた企業が増えたあとは、入れたかどうかより、どこまで使い込んでいるかで差がつく段階に入った、というのが報告の大筋だ。 https://openai.com/index/the-eus-next-chapter-in-ai-is-agentic/もっとも、これはAIを売る側の報告で、測っているのは出力の量にすぎない。量が多いことと、使い方が上手いことは同じではない。それでも、「導入したか」だけでは実態が分からなくなった、という指摘には頷けた。 私の勤め先の話 世の中が次の段階に進もうとしている一方で、私の勤め先は、ようやく入り口に立ったところだ。 最近まで、職場でのAIといえば検索エンジン程度の扱いだった。仕事の資料に生成AIを使ったと口にしたら、上司の眉間にしわが寄ったのが半年前の話になる(#19)。そういう、AI後進国なわが職場である。 それが、ここ数日で少し動いた。 ある会議に向けて、一人の営業職に頼まれてスライドを作ったところ、他の営業職や上席たちの目に止まり、刺激になったらしい。一人が自力で(自宅PCの)ChatGPTを使ってスライドを作り、別の一人は個人スマートフォンのChatGPTアプリでスレッドに主張をまとめさせ、Word文書にして印刷した。仕事でAIを使うのはどちらも初めてだったらしい。 くだんの会議では、予想に反して、会社としての生成AI利用について前向きの感触を受けた、と出席した一人から聞いた。 業界を取り巻く環境は厳しさを増している。仕事のもとになる案件は減り、人も集まりにくい。AIのニュースを聞かない日はない。会社がAIに目を向けるのは自然な流れだと思う。 とはいえ、世の中の趨勢から見れば、結構、かなり、遅れている。 私は、ノーマークの中途入社社員 私の立場を書いておく。 私は社歴の浅い中途入社で、上層部からはノーマーク。期待されていない代わりに、余計な仕事も降ってこない。正直に言えば、気楽な立場だ。 AIの個人利用については、去年の7月から本格的に使っている。最初はチャットでの相談だったものが、いまは作業そのものを任せる使い方に変わった。毎月それなりの金額をAIのサブスクに払い、AIに時間をかけてきた。通信制の大学でプログラミングの講座も受け始めた。 今回のOpenAIの報告にそって書けば、個人利用でのAIが出力した量(トークン)の過半数がCodex、次にWork、Chatはdotと少しやる程度。Claudeでも同じで、過半数がClaudeCodeを利用して、Chatの割合は少なくなっている。 くだんの会議 くだんの会議では、私の(Opus5.5と6Solが作った)スライドが話題になったらしい。 それはそうだと思う。比較対象は、生成AI利用に慣れていない二人による、 自宅パソコンでChatGPT(無料版かつChat)で大枠を作ったスライドと、 スマートフォンのChatGPT(無料版)でスレッドに主張を出力しWord文書にまとめたもの、 であって、どちらもAIと会話を数度した程度だ。データの渡し方もそれなりの様子だった。 どちらもきれいにまとまってはいたが一般論だった。作った本人はその出来に感動していたものの、同じ会議で、私のスライドと並べられれば、質が違うのは歴然としていた(らしい)。 こっちは有料だったし、エフォートを調整したし、モデルも選んだ。材料も選んだし、何をどう出力させるか、SolとOpusに骨子を渡したうえで材料を丸投げしている。さらには、SolとOpusの出力結果から調整を加えている。差がついてしまうのは致し方ない。 会議が終わった後、雑談で私の名前が出たらしい。会社として社内向けのAIツールを入れる検討の余談で、若手上席が「あの人と話をしてみたら」と私の名前を出したとのことだった。 (肉屋の豚に何をいうか) そのようなことがあったと聞かされて、内心の苦笑を抑えつつ、「状況は分かりました」と若手上席に答えるにとどめた。 ボトムアップはむずかしい 肉屋の豚とは、自分を切ることになる相手に、自分から手を貸してしまう者のこと。 私が、いまの立場のまま、「AIできます」と手を挙げるのは、コックに包丁の研ぎ方を教えるようなものだと思う。コックの腕が上がって真っ先に切られるのは、AIで置き換えやすい仕事で、それすなわち私のことだったりする。 AIの使いどころは、現場とAIの両方を知らないことには始まらない。 しかし現場とAIの両方を知ると、AIによって現場が改善した結果、自分の席が危うくなることが見えてしまう。 なので、ことAIに関する限り、下からの改善運動、ボトムアップはむずかしいと思う。 ならばトップダウンか 冒頭のOpenAIの報告で差がついていたのも、導入したかどうかではなく、どこまで使い込んでいるかだった。道具を配ればいいというフェーズは過ぎて、使い込む会社とそうでない会社の差が開き始めている。 わが職場は道具さえ配られていないので論外というか、圏外ではあるけれど、配ったところで、という顛末になるだろうなあと予想はつく。 現状、現場で手を動かしている人に、AIに何がやれるのかについて知見がないし、経験がないからだ。 外部のコンサルタントを入れる手もある。ただ、それなりの費用がかかるうえ、これだけ変化が速いと、費用に見合う効果が出るかは見えにくい。 どうするのかなあと眺めている 若手上席が「あの人と話をしてみたら」と、私の名前を出したのは本当だろうし、上層部の意識の名簿にもおそらく記入はされたかとは思う。 ただ、実際にお呼びがかかるかといえば、そうはならないんじゃないかと予想している。 理由は「前例がない」から。ノーマークの中途入社社員を、会社の根幹にかかわるような事業に参画させるとは考えにくい。 とはいえ、会社を取り巻く状況は「前例のない」AI時代で、収益の柱を担ってきた環境は厳しくなり、少子高齢化のあおりか新入社員の数は年々少なくなり。どうするのかなあと、気楽な平社員は会社の行く末を眺めている。 会社でも個人でも OpenAIの報告にあった、CodexとChatGPT Workの使用の前提、個人でのパソコンの所持者も少なくなっているんじゃないかな*。 私自身、CodexやClaude Codeの凄さを実感するには、パソコンがあったほうがいいと感じている。だけど、すでにパソコンを持っている人ならいざ知らず、持たずにきた人が、AIに何ができるのかを知るために買うというのは、ちょっと想像しにくいなあと思う。 いろいろ、なんか、差が開いていて、その差はますます開いていくばかりで挽回できないくらい距離が開きつつあるんじゃなかろうか。 OpenAIの、AI利用の報告を読んで、考えてしまった。 我が身に置き換えれば、会社では、横から求められれば黙って応じるけれど、上からの求めには(たぶんないけど)、なるべくご遠慮しようと思っている。 会社は会社で、やれることに気付いていないけれど、私は私で、やれることはまだまだあるはずなので、当面はその開拓をしていきたい所存。 会社でも個人でも、やれないと思っていて目を向けていないけれど、実はできてしまえる環境が整っていることに気付いたもの勝ちなんだろうなあと思いつつ、気付けないものに気付くとはこれいかに。禅問答のようだと苦笑している。 *総務省の調査では、パソコンの世帯保有率は2015年の76.8%から、2025年には64.4%に下がっている。同じ間に、スマートフォンは72.0%から91.8%になった。スマホでいろいろ済むのだから、パソコンを買う必要を感じない人がいても不思議ではない。 出典:[2025年・総務省の統計表](https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040458863)、[2015年・日本統計年鑑12-6](https://www.stat.go.jp/data/nenkan/70nenkan/zenbun/jp70/book/book.pdf)、[2020年・日本統計年鑑12-6](https://www.stat.go.jp/data/nenkan/74nenkan/zenbun/jp74/data/676/src/jp74.pdf)。 #19 AI利用で、上司の眉間にシワが寄った話

47
もっとみる
Image
11本
Image

#155【健康管理】天高く私肥ゆる秋、秋は新米。精米しない、丸ごといただく玄米ごはん。「あきたこまち玄米」が美味しい。

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 お米が美味しいです。 年がら年中美味しいけれど、秋は格別、新米の季節。そしてお米の銘柄でハマっているのが「あきたこまち」! 【楽天市場】新米無農薬 玄米 送料無料 令和8年産 秋田県産 無洗米対応 地下水で栽培 安心で美味しいあきたこまち24kg×1袋:山本開拓農場割安な1袋でお届け!!農薬不使用栽培(無農薬)で丹精込めて育てました!!!。新米無農薬 玄米 送料無料 令和8年産 秋a.r10.to 新米、無農薬、送料無料、24kgで21,600円。5kg換算で4500円、10kgで9000円。 農薬不使用栽培米で、5kg4500円!! (5キロ単位では売ってないので注意) 米の価格は今年のはじめ頃、 5kgあたり約4400円を超えていたのを覚えているので、とりわけ安く感じてしまう。 ※現在はだいぶ価格が落ち着いている。参考値として、スーパーで販売された精米全体の全国平均は5kgあたり2,860円(10月15日現在)。 私は一日三食玄米で、昼はわっぱ弁当箱にお茶碗二杯分を詰め、夕飯はご飯おかわりしてる。お茶碗二杯か、二杯半いただく。 (これだけ食べても太れない。病気ではなく、ただの体質。わがままボディ*) 玄米食なので、精米しない米となると、農薬その他が気になるんだよね。でも農薬不使用栽培米はお高い(そりゃ、手間暇かけてるから)。ブランド米もお高い(美味しさ保証されてるから)。 農薬不使用で、ブランド米となると、ある程度の値段は覚悟しないといけないんだけど、 農薬不使用栽培米で、5kg4500円ですよ!! (5キロ単位では売ってないので注意) あきたこまちは、もっちり、じわっと、美味しい。毎食噛み締めている。日本人で良かったと思う。玄米ご飯の他はみそ汁と漬物があればいい。肉とか魚はあってもいいし、なくてもいい。主役は米。 リンク先のお米は24kgという大袋売りなので、価格を抑えられているんだと思う。 うちは、この大袋をライスストッカーに入れて保存している。 OBAKETSU 渡辺金属工業 オバケツ ライスストッカー 30kg キャスター付 シルバー RS30Alink.amazon 16,508円(2026年10月14日 19:40時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 二重のフタで、光や外気の影響を受けにくい作り。キャスターがついているので移動が楽。テーブルの下に入れて、サイドテーブル代わりに使うこともある。大量の米は、備蓄食料としても心強い。ある程度の日数なら籠城できる。マストバイ。 あきたこまちと、ゆめおばこ 秋田を代表するお米「あきたこまち」は、粘りとうまみが特徴。山本開拓農場では、秋田で生まれた別品種の「ゆめおばこ」も販売している。こちらは、あきたこまちより粒がやや大きく、ふっくらやわらかな炊き上がりのお米。同じ秋田のお米でも、品種によって持ち味が違う。今回紹介しているリンク先は、あきたこまち。 山本開拓農場について 山本開拓農場は、秋田県三種町にある農場。今回のお米は、田んぼに再生紙を敷いて雑草を抑える「再生紙マルチ農法」で、栽培期間中は農薬を使わずに育てられている。田んぼに使うのは、ポンプでくみ上げた地下水。農薬を使わないための工夫が、商品説明からも見えてくる。玄米だけでなく、分づき米や白米、無洗米も選べる。 玄米3合弱に小豆を足して毎日炊いている*わがままボディについて 体質の問題で、ある時期から、油や小麦粉が食べられなくなった(翌日寝込む)。参考として#40。 油と小麦粉を抜いたら痩せた。痩せ続けてマイナス5kgか6kgか、そのあたりで止まった。おかげで鉛筆ボディ(#150)。筋肉つけたい希望。玄米をもりもり食べても肥ゆる気配ないのでタイトル詐欺の疑いあり。 #150 鉛筆ボディについて

28
Image

#150【健康管理】タニタ BC-623Lを購入。スレンダーといえば聞こえはいいが、例えるなら鉛筆ボディを改善したい。【体組成計】

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 購入のきっかけ タニタ BC-623Lを購入した。 きっかけは、人体から鳴ってはいけない音が聞こえたからである。 ミシッ と、腰のあたりで、音がした。 鉛筆ボディ 私は痩せている。 スレンダーボディといえば聞こえがいいかも知れないけれど、芸能人や俳優の、すらっとした、ああいうスタイルではない。 たとえるなら鉛筆ボディ。女性ならボリュームがあったほうがいいなあ、というないものねだりをする、やせ体質。 (油を摂ると翌日寝込むので太れない難儀な体質) 腰痛予備軍 その鉛筆ボディが、会社で、コピー用紙の箱を、えいやっと持ち上げた。人体から聞こえてはいけない音が聞こえたのはその時である。 音がしたのは腰だった。幸いそれだけだったが、腰痛の一歩手前にきているのは分かった。このままでは腰をやる。 私の場合、とにかく筋肉がない。脂肪は少ないが、骨をささえる筋肉やばい。 ということで、なんとかしないとなぁとは前々から思っていた。 そうだ、プールにいこう なんとかしないと、と思ってはいたものの、外から強制力が働かないと動かないおのれの怠惰性はよく分かっているので、思い切って、プールに通うことにした。 週一、大人のスイミングスクールである。 プールに通う前に、鉛筆ボディの数値を確認しておこう。そう思いついて、冒頭に戻る。 量販店に出かけて、タニタのBC-623Lを購入した。 計測した 見事に、筋肉少なければ脂肪も少ない。脚は、ちょっとおかしいな。おにく、掴めますけど。 基礎代謝量はいいんだ。骨量は問題なさそう。アプリの簡易計測とはいえタニタだし。内臓脂肪、少ないけど本当かな。 おなかのおにく、掴めますけど。 しかし、やっぱり筋肉だ。 筋肉つけないと。 BC-623L 計測したのは、タニタのBC-623L。体重に加えて、腕や脚など部位ごとの筋肉量や脂肪率も確認できるモデル。 Amazonで購入する場合は、 BC-1K01-BL*が、BC-623Lと同等性能モデルとして、購入可能。 * タニタ公式ではBC-623LとBC-1K01-BLについて共通の取扱説明書が用意されており、どちらも左右の腕・脚・体幹まで確認できる左右部位別体組成計。 https://www.tanita.co.jp/product/bodycompositionmonitor/24423/ タニタ(Tanita) 左右部位別体組成計 体組成計 ヘルスメーター スマホ連携 日本製 BCー1K01-BLlink.amazon 19,800円(2026年10月09日 19:58時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 測定には、手と足の電極を使う8電極方式を採用している。グリップを握って本体に乗るタイプ。乗って終わりではないのでめんどくさいと思ったけど、やってみたら、そうでもなかった。 スマホで見る設計 BC-623Lにしたのは、スマートフォンと連携できるから、というのが一番大きかった。 その次に、細かく測れるという機能性で選んだ。私はスマートフォンユーザーなので、何をするにもスマホがいい。 注意点 本体の画面に表示されるのは、体重・全身の筋肉量・全身の体脂肪率の3項目。部位別の結果など、すべての測定項目を見るにはアプリが必要になるということ。 本体には5人分の個人データを登録できる。一方で、1台のスマートフォンに登録できるのは1人のみ(取扱説明書)。 また、アプリと連携前の、本体だけで使っていた期間の測定結果は、あとからアプリを入れても反映されない。記録を残したい場合は、使い始めに連携を済ませておくことが必要。 測定値は体内の水分や体温の影響も受けるため、できるだけ同じ時間帯・同じ状態で測り、長期的な変化を見ることが勧められている(取扱説明書)。 そういうわけで 長期的な変化を見ようと思う。 今週土曜日から、スイミングスクールに通う。 一月後とはいわない、二カ月か、三カ月後くらいか。数値が良くなっているといいなあ。 せめて、腰痛になりませんように。 #78 ちなみに、母もスイミングスクールに通っている。週二日で泳いでる。 #94 お菓子が食べられない体質について #40 意識は高くないんだけど、とかく、食べられるものが限られている。

28
Image

#122【調理家電】マストオブマスト。玄米炊飯器という名の健康維持装置【酵素玄米炊飯器Labo】

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 前々回(#118)紹介したエアフライヤーはベター寄りマスト、前回(#119)のヘルシオホットクックはマスト寄りマスト、そして推しの調理家電のトリは、個人的マストオブマストの酵素玄米炊飯器Laboである。 【酵素玄米Labo 公式】酵素玄米炊飯器 (交換用パッキン付) 4合炊き Labo炊飯器 メーカー公式ダイレクトサポート保証付 日本メーカー 特許取得済 酵素玄米Labo株式会社 PFOS(PFOA・PTFE)不使用 非IH 発芽玄米 圧力調理 甘酒 発酵 低温調理 【最新機種・2026年最新製造品】amzn.to 80,300円(2026年08月25日 07:59時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 2026年8月25日時点のお値段で80,300円。お高い。3年前に買った時とそんなに変わってないんじゃないかな。10万円近い、とビビリながら買った記憶がある。 2023年以前の不健康っぷり 酵素玄米炊飯器を購入したのは2023年冬頃。2022年から2023年末までの手帳を読み返すと、二週間に一度のハイペースで体調を崩している。 体調不良の代表は、寝て起きた翌朝、ベッドから出られないこと。立てない。無理に立ち上がろうとしても、すぐに床にへたる。冷や汗と脂汗をかいて、布団に戻る。そのまま一日絶食。次の日も絶食。三日目にようやくフラフラと起き出す。当然会社も休む。 それでなくても頭痛持ちで、ロキソニン携行していたし、11月から3月まで毎朝洗顔すれば鼻血だし、2月あたりから花粉症だし、夏はバテるし、秋もバテる。年中、体調悪いのが常態化していた。とりあえず土日は昼まで寝たかった。 2024年から現在 2023年冬を境目に、謎の絶食がなくなった。土日も朝6時には起きて朝食を作る。風邪ひかないし、頭痛もない。ロキソニン懐かしいなと思い出したくらい、頭痛を忘れてた。花粉症もなくなった。乾燥シーズンの鼻血もない。そういえば顔のむくみもなくなったなあ。体重も減った。マイナス5キロ。もう少し太りたい。 四毒抜き+玄米食で不健康でなくなった、と確信してる。 植物油脂を避けた。小麦粉やめた。乳製品も避け、甘いものはなるべくやめている。いわゆる四毒抜き。 そして玄米食。 小麦粉ダメなので、パンやうどんもダメ。ありとあらゆるものがダメ。せめて、ごはんで栄養をとろうとした。白米より玄米のほうが栄養ある。文科省「食品成分データベース」を調べた。ChatGPT Solに画像を作ってもらった。 四毒抜き+玄米食で健康になった、と言い切ることは出来ないけど(ほかに要因があるかも知れない)、思い当たるのはここだけ。不調がなくなったのは事実。今後も、この食生活を保とうと思う。 酵素玄米炊飯器Laboの良いところ 玄米が柔らかく炊ける。 以前も、圧力釜で玄米炊いていたんだけど、やっぱり固いんだよね。一晩浸水しても、玄米の皮の食感が好みではない。 酵素玄米炊飯器Laboの良いところは、玄米の表皮まで柔らかく炊けるところ。1.8気圧の高圧力で炊き上げているらしい。保温時間が長くなると熟成されて、さらに柔らかくなるんだけど、好みとして炊きたての固さ(というか、すでに炊きたてで柔らかい)で十分。朝炊いて、朝昼晩玄米食(昼は弁当)すれば、だいたい食べきってしまう。 うちのLabo、画像加工あり(Solさんに綺麗にしてもらった。全景補完済) ふっくら柔らか玄米(上にのっているのは梅)向く人・向かない人 玄米を美味しく食べたい人向け。 もう少しお値段抑えた、お手頃価格の玄米炊飯器もあると思うけど、酵素玄米炊飯器Laboの高圧力を信頼してる。固い玄米が美味しく食べられる。もしLaboが壊れたら迷わずリピートする。 向かない人 玄米が苦手、というより、体質的に玄米が合わない人。 無理して食べることはない。私は、油と小麦が食べられないので、米から栄養とろうとしてる、その延長に玄米があったというだけ。毎食の玄米ごはんと、あとは味噌汁と漬物で、今日も元気! 80,300円は安くないけど、三年近くほぼ毎日使っているので元が取れている。主食を無理なく玄米に変えられた。ありがたい。 玄米を柔らかく食べたい人には推せる炊飯器。毎日稼働のマストオブマスト、それが酵素玄米炊飯器Labo。 【酵素玄米Labo 公式】酵素玄米炊飯器 (交換用パッキン付) 4合炊き Labo炊飯器 メーカー公式ダイレクトサポート保証付 日本メーカー 特許取得済 酵素玄米Labo株式会社 PFOS(PFOA・PTFE)不使用 非IH 発芽玄米 圧力調理 甘酒 発酵 低温調理 【最新機種・2026年最新製造品】amzn.to 80,300円(2026年08月25日 07:59時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する *体質的な話について 私はお菓子も食べられない体質で、植物油脂とか小麦粉食べると翌日ダウンする。 健康上の問題はない。アレルギーでもない。おかしな体質ってだけ。↓ ベター寄りマスト。↓ ✨エアフライヤー マスト寄りマスト↓ ✨ヘルシオ

22
Image

#119【調理家電】ヘルシオという、台所からの自由。サバの味噌煮を作ったよ【シャープ ホットクック KN-HW16H】

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 前回(#118)、エアフライヤーについて書いたので、今回は自動調理鍋について書きたい。 シャープのヘルシオホットクック【KN-HW16H】。買ってから、そろそろ二年たつ。毎朝使っているし、夕飯では二日に一度は使っている。けっこうなヘビーローテーション。ないと困る。 結論を先に ないと困る。(二度言った) SHARP ヘルシオ ホットクック KN-HW16H-B(プレミアムブラック)amzn.to 33,980円(2026年08月21日 15:48時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する エアフライヤーはベター寄りのマストだけど、ホットクックはマスト寄りのマスト。もし壊れたらすぐ買い直すと思う。マストオブマストの調理家電については次回に。 買う前 ホットクックがほしいと言い出したのは母で、私はいらないと思っていた。買ってもカレーくらいしか使わないだろうし、カレーならガス火で丁寧に作ったほうが美味しいに決まっている。鍋のカレーなんて雑だろうと思っていた。カレーにしか使わず、ついにはホコリかぶって、「買わなければ良かったね」という会話をするんじゃないかと予想していた。 現在、「これないと困るね」という会話をしている。 体質的な話 ホットクックの利点はいろいろあるけど、私にとって、ありがたいのは、 油を使わずに調理できる こと。毎朝の朝食の定番、目玉焼きは、以前はフライパンで水を敷いて蓋をし、蒸すようにした目玉焼き(目玉むし)を作っていたけど、うっかりすると吹きこぼれるし、黄身が固くなるし、フライパンをよく注意していなければならない。 ある日、蒸すだけならホットクックでいけるんじゃ?と思いついて、試してみたら、理想の目玉焼き(目玉むし)が出来た。 ホットクックに「目玉焼き」というメニューはないので、鍋に水を少し入れ、卵をそっと落としたら、手動→蒸し→2分でやっている。 目玉むし(白身が柔らか)カレーについて カレーには自信があった。いまはない。ホットクックで作ったほうが良い。だって、ガス火で丁寧にタマネギを炒めて、肉を炒めて、鍋に移してジャガイモ、ニンジンを投入し、水を足し、煮て、なんだかんだとするより、ホットクックに全部任せたカレーが、ガス火で丁寧に作ったカレーと遜色ないというか、正直にいうと、負けた感すらある。 だって、無水カレーはガス火では無理よ。水入れないで素材のみでカレー作れてしまうんだよホットクック。どうなっているのか、素材を活かしきっている。 いまは毎日使っている。 昨日はサバの味噌煮を作った。煮物もよく作る。肉じゃがは定番。牛丼もイケる。油揚げと一緒にした煮野菜もいい。 サバの味噌煮**サバの味噌煮 ホットクックには付属のレシピ集がついていて、サバの味噌煮もその中の一つ。少ない調味料でしっかり味が決まっていた。料理人雇っているみたい。レシピでは赤味噌使ってたけど、うちは白味噌。 一番の利点は手が離せること一番の利点は「手が離せる」ことだと思う。調理中、台所から離れていい。買い物に出かけてもいい。吹きこぼれる、焦がす、火事になる心配がない。 「できあがり!」と声がかかるので、その時に調理していたことを思い出せばいい。 火の番から解放される感覚は、使ってみるまで分からなかった。 使わない機能:炒める 使わなくなった機能もある。「炒める」だ。ホットクックは蒸す・煮るは得意だけど、炒めるはあんまり。煮物っぽくなる。 「焼き担当がほしいな」と思って買ったのが、ノンフライヤーのCOSORIだった。#118にちょっと書いた↓ COSORIでは豆腐焼いてる。 向く人・向かない人 煮込みを放置したい、油を使わずに調理したい、火の番から解放されたいなら向いている。 ホットクックの最新機種はこちら↓ シャープ ヘルシオ ホットクック 水なし 自動調理鍋 KN-HW24G-R レッド2.4L 2~6人用 無線LAN接続 2段同時調理amzn.to 45,560円(2026年08月21日 17:17時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 向かない人は、そもそも調理をしない人かなあ。素材を切ったり、調味料を計ったりは、さすがにホットクックはやらないから。強い火力で油を使いたい人も向かない。あと、場所を取るのでスペース確保できない人も向かない。電気釜より大きめのスペースは欲しい。 *体質的な話について 私はお菓子も食べられない体質で、植物油脂とか小麦粉食べると翌日ダウンする。 健康上の問題はない。アレルギーでもない。おかしな体質ってだけ。↓

20
もっとみる

投資メモ

マーケットを眺めるのが日課。たまにデイトレしてる。

Image
24本
Image

#141【投資メモ】2026年9月の実現損益

9月のトレードは、先月8月より、さらに輪をかけて売買しなかった。 8月は二系統モデル(SolとSonnet)に市場分析レポートを出力させ、Opusに監査させて、Fableにフィードバック、を繰り返し、 9月は、その8月のデータを元にして、「マーケット手帳」をAstraに開発させている。 トレードにAIを利用しようとしてたら、AI活用にトレードを利用するようになってしまっている。なんてこと。 そして、今月の結果。 +120,900円2026年9月の結果 利益金額合計 +120,900円 損失金額合計 0円 実現損益合計 +120,900円 含み損はあるけど損切りしない。 ちなみにディスコとテルモ。いいんだ気にするけど気にしない。 9月のまとめトレードできていない。マーケットは毎朝、毎昼、毎夕、見ている。気にはしているけど、買いのチャンスはあまりなかった。買いたい時に買っても予想は外れるから(いま含み損抱えてる)、チャンスだと確信した時だけトレードするのがいいんだろうと思う。暇つぶしでベットしてはいけない。 とはいえ、半導体ほかAI関連株、そろそろ浮上してもいいんじゃないかなあ。決算良いのに株価下落・低迷というパターンはもう飽きた。 💫メモ過去の投資レポート

35
Image

#129【約定メモ】テルモは何株なのか。医療、ディフェンシブ、フィジカルAI【企業研究】【うちのAI注目株】

9/3(木)前場、テルモに指値を入れた。30分後くらいに約定してしまった。 きっかけは、前日9/2の日経平均の大幅な下げ。翌9/3、なんか買いたいな、とChatGPTのプロジェクト【出口戦略】を呼び出した。 「助言ON。昨日、日経平均下げたので、何か買いたい。候補をあげて。探す範囲は過去私が売買した株に限って良い」 私は普段、AIの助言をOFFにしている。評価損ふくらむと損切りをすすめられるから。評価損上等のスタンス、平均回帰の逆張りでスイングトレードをやっているので、セオリー通りの損切りは耳タコになっててうるさい。買いのタイミングや指値金額の目安がほしい、ユーザーの都合の良い時だけ、助言ON。 そして、指値候補にあがってきたのが「テルモ」だった。 警戒した。テルモはAIのお気に入り、というと語弊があるが、銘柄である。 ※この記事は、個人の売買記録をもとにした企業研究メモであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。 money.note.com テルモは面白い株で、変な値動きの仕方をする。そのせいで、うちの分析チームのAI(5.6Sol、Sonnet5、Opus5)が注目している。AIは、株価上下のパターンが取れそうで取れず、でも取れそうなので、「テルモカウンター」なるものまで(自主的に)作って、動向を追っていた。 テルモカウンター 日経平均やTOPIXが上がっているのにテルモは下がる。精密機器セクターが下がっている時にテルモは上がる。全体や所属セクターと違う動きをする。かと思えば同じ動きをする。パターン化できそうな雰囲気がある。 結果的にはできなかった(そりゃそうだ、とは思う)のだが、テルモを気にするAIがワイワイするのが面白くて、何を作りたいと言い出せばいいよと返事をし、カウンターの分母はこうしたいと言い出せば承認、とやっていた。 パターン化は無理だったけど、AIが注目するほどキテレツな動きかたをする株、というのがテルモだった。 テルモの売買履歴 私はこれまで、テルモ株を延べ600株買って、600株売っている。今回、新たに100株買ったので、履歴が一つ増えた。 過去の成績は、合計+24,700円。半導体株が買いにくい時に買っていた。よく分からない株には手を出すなというのが、この業界のセオリーのようだが、よく分からないまま買って、損は出していない(まだ、という保留付き)。 テルモを買った経緯 マーケット分析をスタートさせる前の5月下旬あたり。半導体株ではない株を持ってみたかった、という単純な理由だった。 医療関係のディフェンシブ銘柄、というのが目新しくて試しに買った。何事も知識はさておき、実地から、というのが、私のやり方だ。よく今まで事故らなかったと思う。 9/3 new!医療のディフェンシブ、だけではなかった テルモは医療機器の会社だそうだ。 心臓血管、メディカルケア、血液・細胞といった分野を扱っている。医療は景気が悪くなったからといって、急に不要になるものではない。その意味では、テルモをディフェンシブ銘柄として見たのは、それほど変な話ではなかったと思う。 テルモは医療のディフェンシブ、と思っていたら、田中道昭氏の『フィジカルAIの衝撃』に、テルモが「フィジカルAI関連企業」として取り上げられているのを見つけた。意外だった。フィジカルAIというと、まず人型ロボットや自動運転を思い浮かべる。 本では、テルモを、フィジカルAIの「身体」層、医療安全・信頼・規制という厳しい条件のもとで成立する「触れる装置」を提供する企業として位置づけていた。医療の現場にAIが入るとき、必要になるのはAIの性能だけではない。規制への適合、品質保証、誤作動時の安全設計、要するに、医療現場で実際に動かすための経験である。 本にあった「医療でAIが動くための最終条件は『安全と責任』」という一文を読むと、なるほど、テルモはAIを作る会社というより、AIを医療現場で動かす側の会社なのかもしれない。 もともと私が魅力だと思った「医療のディフェンシブ」という性質と、あとから知った「フィジカルAI」の可能性は、別々の話ではなかった。医療で長年積み上げてきた安全、規制対応、品質保証、現場との接続。その同じものが、既存事業を守る参入障壁であると同時に、フィジカルAIが医療へ入る時の入口にもなる。 テルモ自身も、「デバイスからソリューションへ」を掲げている。2025年には、MedHub-AI製のプログラム医療機器「AutocathFFR」の国内販売契約を結び、同年10月から取り扱うと発表した。冠動脈造影画像をAIで解析し、血流低下の程度を示すFFR値を算出するソフトウェアである。 もちろん、これだけでテルモをAI株と呼ぶのは雑だと思う。でも、単なる医療のディフェンシブではない、という見方はできそうだ。 ちなみに、会社のほうは直近四半期が増収増益。売上収益と主な利益はいずれも四半期として過去最高で、通期の利益予想も上方修正した。ただし、利益の上振れには、米国関税の還付や和解金という一時要因も含まれる(数字は末尾の決算資料リンクに譲る)。 テルモカウンター(判定ルール) AIが出してきた判定ルール TOPIXまたは精密機器セクターが下落した日を対象にする まず、テルモ固有のニュースや材料がなかったか確認する テルモがTOPIXと精密機器セクターの両方を上回れば「再現」 両方を下回れば「明確な反証」 どちらか一方だけなら、判定保留 7月9日と10日に再現し、13日と15日には成立せず、16日に三回目の再現を確認して、パターンとして認定された。 そして8月17日、テルモはTOPIXと精密機器セクターの両方を下回った。明確な反証、一回。テルモカウンターの認定は、その一回で取り消しになった。 パターン化ならず。 パターンがあってもなくても、私は下がったら買うし、上がったら売るだけなので、うちのAI、なんか楽しそうにやってんな、と、この顛末を眺めていた。 そして、また買ってしまった 9/3 10時過ぎに指値を入れて、30分後くらいに約定した。 買う時はいつもだいたい、「あーあ、買ってしまった」という気分になる。現在もそう。下げている時に買う主義なので、買った株価よりたぶん下げてる。 後悔はしていない。事前に、AIが、今回の下げにつながるテルモ固有の悪材料が出ていないかを調べてくれた。確認した範囲では、そうした材料は見当たらなかった。セクター全体、あるいはマクロ要因による下げなら、買っておいて放置する。平均回帰の逆張りトレードはそういうもの。少なくとも、私はそうやっている。テクニカル分析とかできないから。 結局、テルモは何株なのか。医療兼ディフェンシブ兼半導体関連に片足かかる株、というところか。下がると買ってしまう株、という分類だけは、うちのAI製テルモカウンターより再現性がある。 建玉になったことで、うちのAIが妙に張り切らないことを願っている。ワーワーやられても私一人ポカンなので。ユーザーを置いてけぼりにしないで頂きたい。 参考 朝日新聞出版『フィジカルAIの衝撃』https://publications.asahi.com/product/25979.html テルモ「事業紹介」https://www.terumo.co.jp/business 「テルモ」デバイスからソリューションへ https://www.terumo.co.jp/technology/device_solution 「テルモ」テルモとMedHub-AI、プログラム医療機器AutocathFFR™の販売契約を締結https://www.terumo.co.jp/newsrelease/detail/20250617/10726 2027 年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ https://www.terumo.co.jp/system/files/document/2026-08/Press%20Release_20260804_J.pdf 2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)https://www.terumo.co.jp/system/files/document/2026-08/FinancialResults_27Q1_J.pdf ※この記事は、個人の売買記録をもとにした企業研究メモであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

25
Image

#126【投資メモ】2026年8月の実現損益

8月のトレードは、先月7月よりも輪をかけて、あまり売買しなかった。 複数AIによる、「市場分析と売買助言」システムを作りながら、二系統モデル(SolとSonnet)に市場分析レポートを出力させ、Opusに監査させて、Fableにフィードバック、を繰り返していた。 サイクルを回すのに精一杯で、分析レポートもあまり読んでない。いや、ぜんぜん読めてない。ごめんよ、SolとSonnet。Opusの指摘をクリアするのに精一杯なんだ…。そのうち。 実行Solとは別のプロジェクトのSol(出口戦略)に、お伺いして売買トライし始めた。私は市場全体や特定株が急落していれば買いたくなる性分で、買いのトリガーはそこだけ。あとはAIに助言もらって指値入れるくらいがちょうどいいかも知れない。 そして、今月の結果。 +137,400円今月は、マイクロソフトの急落をみて、はじめて米国株式に手を出してみた。 +87,413円 2026年8月の結果 利益金額合計 +224,813円(国内+米国合算) 損失金額合計 0円 実現損益合計 +224,813円 売買回数少なくてプラスなのは良いことだと思う。私にはトレードの才能はないから、回数も少ないほうが失敗少ないんじゃないかな。わかんないけど。 8月のまとめシステム作るのに毎日手一杯で、マーケットを見ているわりには、トレードの印象残っていない。 私よりも、うちのAIのほうが8月にマーケットがどんなに動き方をして、私の建玉がどういう動き方をしたのか、詳しいと思う。 とりあえずは、7月分のAIのレポートを貼っておく。AIの稼働に経費かかっているので有料記事にしてるけど、無料区域広くとっているのでぜひ眺めていただければ幸い。私の建玉をサカナにしてマーケットに詳しくなっていくAIチーム。ルール逸脱したり、データを取り違えたり、やることをとばしたり、いろいろやらかしながら、日々頑張っている。 メインで書いているのはFable5。AI文というか、Fable文。なんか文がクドいんだよね。そこもFableの個性だと思うので修正してない。そのうち書き慣れてくるんじゃないかな。8月分も、9月に入ったら編集開始予定。 AI運用体制図 💫メモ過去の投資レポート

21
Image

#111【投資メモ】2026年7月の実現損益

7月のトレードは、AIによるマーケット分析にかまけて、売買あまりしなかった。分析レポートも、AIに出力させるだけさせて、ろくに読んでない日が続いた。Fable5の再リリースからしばらく、期限だリセットだやれるうちにやれるだけ急げ急げになっていた。 振り返れば、7月は自分好きな半導体関連が悪化してたので、取引回数少なかったのはかえって良かったと思う。 あとは、買いについて、5.6Solによく相談していた。 前回の実現損益レポート(#95)では、 >ChatGPTに売買タイミングのアドバイスをもらうのは諦めた。 と書いていたのに、この変わりよう。この件、後述。 そして、今月の結果。 7月の実現損益2026年7月の結果 利益金額合計 +130,990円 損失金額合計 0円 実現損益合計 +130,990円 今月の利益はアドバンテストとソフトバンクグループとテルモ。テルモは動きがおかしくて、指数が下げてる時に上がり、セクターが下げている時に上がり、指数が急騰すれば下がり、という変な動きをするので、FableやSol、Opusの分析熱が集中してしまった。私はわりとどうでも良かったんだけど。 ChatGPTに売買タイミングのアドバイスをもらうのは諦めた、と先月書いたのに、OpenAIのフロンティアモデルリリースで、軽い気持ちで5.6SolWork「最大」に相談してみた。分かりやすさ過去イチだった。あと、私の逆張りコントリアンにも対応してくれた。指値の目安や、タイミングのアドバイスも絶妙だった。助言の全部が全部良かったわけではなかったけど、投資は自己責任。5.6Solはトレードの伴走にちょうど良いモデル。今後も助言もらうと思う。 7月のまとめ先月、5.5Proに中央値寄りのデータ解析を頼んだことから、市場分析プロジェクトがはじまり、5.5Pro→Fable5メインで構築し、運用をSolとSonnetにして、監査をFableからOpus5にし、…と、トレードそっちのけだった。 8月はもうちょっとトレードやりたい。SolとSonnetに日次で作ってもらう分析レポートを活用したいなあ。いまのところ宝の持ち腐れ。 💫メモ過去の投資レポート

25
もっとみる

ガジェット

商品の評価より、どう迷って、何が決め手になったのかに文字数をとることが多いです。 結果として「買った」ものには、記事末にAmazonリンクを置いています。 ※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。

Image
6本
Image

#70【曲げわっぱ弁当】フォロワーさんのAmazonリンクから買ってみた

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 Amazonで買い物をしようとして、直前で注文をやめた。お馴染みさんのフォロワーの方の記事を思い出したからだ。 記事には、 「Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。」 とあった。 と、いうことは、たぶん、承認前なのだろう。 ※Amazonアソシエイト・プログラムに承認されると、「Amazonのアソシエイトとして、◯◯は適格販売により収入を得ています。」という文言を入れる決まり(運営規約とヘルプの両方に記載あり)になっている。 そして、Amazonアフィリエイトのルールとして、アフィリエイト商品のリンクを踏んだあと、一定時間内に別の商品をカートに入れて購入しても、そのリンク踏み元の実績になる場合があるらしい。 私もたぶん、それで実績にカウントされて、承認の流れになったっぽい。ちなみに承認されたのは先月、4月13日。割と早かった。note読者のおかげさまさまである。 お馴染みさんのアフィリエイトリンクを思い出したので、今回は、そっちから買いたい商品買ってみようと思いたった。 Amazonアプリを閉じて、noteに戻り、該当記事から適当にアフィリエイトリンクを踏んだ。改めて、今回買いたい【曲げわっぱ弁当】を購入した。 みよし漆器本舗 曲げわっぱ お弁当箱 1段 600ml 赤身 天然木製amzn.to 3,400円(2026年05月19日 09:32時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 曲げわっぱ弁当は、これで2つめ。最初に買った弁当箱は、こちらの手入れが悪く、隅に黒いカビのような黒ずみが出来てしまった。よく洗って使っていたんだけど、これからカビの季節だし、思い切って買い替え。 このリンクの曲げわっぱを選んだ理由は、天然木材を使用しているところ。手入れしないとカビが生えるくらいがちょうどいい。手入れが少々面倒というのはあるけれど、器が呼吸する、というのが、曲げわっぱの良いところ。もうプラスチック弁当箱には戻れない。 そういうわけで、私の弁当箱イチオシは、曲げわっぱでした。 note交流でスキやコメント頂く方のクリエイターネームに馴染みが出てきて、noteきっかけで行動を変えるのって、なんか、私も、noteユーザーっぽくなってきて、いーんじゃなーい、と自己評価。 ※ちなみに、この「自己評価」というのは、私がOpusやChatGPTに「便利な評価語で閉じない」という指示文を入れたもんだから、OpusもChatGPTもクロージングに苦労してて笑、それで「自己評価なら良いよ」と例外規定をつくったもの。自分で自分を「よい仕事した!」と評価し、胸を張るのはOKという意味。 noteにしろ、AIにしろ、思いつくこといろいろ出てくるので、その都度実践の日々。なかなかに忙しい。

24
Image

#45【日傘】選択疲れとブランディング。KEYUCA[ケユカ]の晴雨兼用、軽量スリム50cm折り畳み傘

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 先日4月13日、Amazonアソシエイトに承認されてしまった。もともと、アフィリエイト記事について、読者として、使用・体験談が盛り込まれた記事は、記事として面白く読んでいたし、どなたかの「これイイヨ!」的なXがバズった時には、自分もその投稿が元で服を買ったりしていたから(ちなみにユニクロのワイドパンツ)、こういう消費者の立場からのマーケティングというのも面白いな、と思っていた。 そのアフィリエイトについて、ちょっと見直したことがある。 先週、日曜日、地元のショッピングモールに、日傘を買いに行った。 それまで携帯用にしていた晴雨兼用傘が、強風で壊れてしまったからである。 私の日傘歴は長い。高校を卒業したあたりから使っている。 当時は、日傘というものは、女優かお婆さんの持ち物で、今のように一般的ではない日用品だった。いつだったか、通りすがりのオジサンに、「日傘なんてさしているんじゃないよう、馬鹿じゃないの」と言いがかりを付けられたことがあった(もちろん無視した。余計なお世話も程がある)。 見知らぬオジサンはそのように言語化したが、言語化しない通りすがりも人々も、似たようなことは内心思っていたんじゃないかな、という時代だった。友人にも言われた。「やめなよ」と。その友人の感性では、ジーパンに日傘は合わなかったらしい。 「目が悪いの、紫外線がね」としょんぼり言えば、友人はそれ以上何も言わなかった。日傘をさすのに言い訳が必要な空気感がある時代から、日傘を愛用していた。 いや、愛用というより必需品にしていた。 だって、 雨が降ったら雨傘さすのに、 日差しが降り注いだら日傘さすでしょ。 それだけの理由で、春先から秋のはじめまで、日傘をさしていた。そういうわけで、数年前、いやもう少し前かな。 時代が私においついた。 と思っている。 だって直射日光は痛いんだよ、日傘なしなんて自殺行為だよ、男性も早いところ日傘が普通になっていいと思うよ。せめて帽子をかぶっておくれ(余計なお世話)。 前置きが長くなったが、日傘である。 もう4月半ば。日差しが痛くなってきた頃。もう傘をささずして、おひさまの下を歩けない。 傘が壊れてしまったので、早速、買いに行った。 私の用途は、Bluetoothキーボードのところでも書いたが、とにかく軽いこと。150g以下が希望。ただし、軽量というだけで、壊れやすいのは論外である。以前、「超軽量で風に強い」という触れ込みの折り畳み傘を買ったことがあったが、秒で、というのは言い過ぎだが、三日で骨が曲がってしまった。春の強風が強すぎたらしい。それでも三日と持たなかった傘は初だった。一度、キャッチコピーに裏切られているので、骨の太さや構造についても調べるようにしている。 といいつつも、骨組みについてはこだわりはなく、5本組みでもいいと思っている。そりゃ6本とか、8本とか、本数が多いほうが丈夫だろうけど(即壊れた傘も5本組だった)、こういう構造は、重さ軽さのトレードになるから、妥協するところだ。 デザインや柄については、シンプルで、毎日持っていても飽きないものであればいい。濃い色は遮光や紫外線カットとしてはいいだろうけど、爽やかさがない。何がなんでも紫外線カット! 紫外線憎し!の時期は過ぎたので(以前は日焼けを嫌っていた。いまはそうでもない)、紫外線カットも厳密に求めるものではない。どうせ、道路からの跳ね返りとかで、外を歩けば紫外線浴びるだろうしね。 そんなことを考えながら、ショッピングモールの季節商品コーナー、日傘が充実している店舗に向かった。棚をまるまる二つ、四角い柱の四面の平置き、ラックと、充実した品揃えだった。 いざ。 疲れてしまった。 重さ、柄、骨組み、価格ともに、「あ、これいいかも」と思うものはいくつもあった。手にとって、広げて、照明にかざして、畳んで、値札と機能札を確認し、隣の傘に目移りして、というのを繰り返していたら、選べなかった。 私の用途、「重さ、柄、骨組み」に合致するものはわりとあって、価格も妥協できる。けれど、決めきれないのは、決め手に欠けるというか。 この多くの商品の中で、 これでなければ というものに出会えない。いや、そこまで求めるものではなかったけれど、 条件さえ合えばなんでもいいんだけどね。どうでもいいわけではないからね。 疲れた足で、店を出て、目を上げた先に「KEYUCA」があった。 ふらふらと近寄ると、店先に日傘ラックがあった。傘はそのラックひとつのみ。今までさんざん選んいた店舗に比べると、5分の1以下の商品数。 私はラックからひとつ、折り畳み傘を手にとり、重さを確かめ、値札と機能札をみて、ちょっと考えた後は、傘を広げもせずにレジに持っていった。 ラックから商品を取り上げて、レジに行くまで、多分、1分もかかっていない。 レジ終わって、あれっとなった。我が身振り返って、自らの消費行動というものがおかしかった。 私は日傘を買いに来たのに、結局買ったのは、傘そのものではなく、KEYUCAというブランドだったのか。 いや、自分、KEYUCAファンというわけではなかったんだけども。 選択肢が多すぎると不幸を感じる、という現象があるらしい。それを心理学で「選択のパラドックス(The Paradox of Choice)」と呼ぶことを、NotebookLMさんに教えてもらった。 "心理学者のバリー・シュワルツによれば、現代社会において選択肢の増加は「自由」の象徴とされていますが、ある一定のラインを超えると、それは自由をもたらすどころか、人々の精神を疲弊させ、満足度を低下させる原因となります。" 商品を買うにあたって、いろいろ選びたいけども、選択肢が多すぎると、「しっかり選ばないと」とか、「これよりあれのほうが」とか、負担がかかるんだよね。自分なりの一定の基準があっても迷う。決断しにくい。 KEYUCAでは、KEYUCAという名前そのものを買ったというより、KEYUCAがあらかじめ絞ってくれた選択肢を買った、というほうが近い気がする。 いやでもね。これね、消費者としてその通りだし、実際に体験した通りだけど、 思うんだけど、 ブランド力(有名ではないという意味)のないメーカーはどうしたらいいのさ、という話になるよなあ。 いいもの作って、価格もぎりぎり頑張って、販促しても、Amazonという巨大な市場において、「選択疲れ」を起こす消費者を前に、どうしたらいいのさ、って感じで、販促担当キレておかしくない案件(人の心理)だと思う。 まあ、そういうわけで、アフィリエイトはひとつの回答かなと思った。 実際使ってみて、「いいよ」と言う人がいること。それは、消費者が選ぶ負担を少し肩代わりする装置でもあるんじゃないかな。消費者からのアフィリエイトという販促は、そういう役割をもっているんだな、という気づきを得た。ひとつ賢くなった。 そういうわけで、品揃え充実の店舗の日傘コーナーではなく、KEYUCAの店先ラックで、ひょいと買った日傘はこれ。毎日持ち歩ける軽量で115g、カバンの中で存在感がない軽さ。傘の直径79cm、傘の骨の数、5本。 急な雨に対応できるし、遮光・遮熱してくれるし、男性の持ち物としても違和感ないデザイン・色でおすすめ。 [ケユカ] KEYUCA 【遮光・UVカット】折畳傘 遮光軽量スリム50cm (アイボリー, FreeSize)amzn.to 3,190円(2026年04月13日 11:10時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 条件を満たせば何でもいいんだけど、どうでもいいわけではない。商品を選びたいけど、選択肢が多いと選択疲れを起こす。そういう消費者の一人である自分にとって、KEYUCAはちょうど良かった。 我が事としては、今後のアフィリエイト記事でも、そういうふうに「選ぶ負担を少し減らす」記事が書けたらいいな、と思う。

26
Image

#38【ガジェット】4/8半額になっとる!エレコム タブレットスマホスタンドTB-DSCMPBK

※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を利用しています。 #31の記事で、Bluetoothキーボードのついでにタブレットスタンドを紹介した。誤字修整しつつ、リンク大丈夫かな、とタップしたら、 4/8現在価格、609円!  3月29日時点では1200円だったのに。びっくりだよ。決算月の3月過ぎて在庫放出中なのかな。私、ビックカメラで定価で購入したんだけども。…まあ、商品よく見比べて、納得して買えたからいいんだけども。 エレコム タブレットスタンド スマホスタンド 7.0~12.9インチ対応 コンパクト ブラック iPad/iPad Pro/iPad Air/iPad mini/Surface/Kindle/Nintendo Switch等 TB-DSCMPBKamzn.to 609円(2026年04月08日 06:48時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する このスタンド、個人的持ち運びガジェットスタメン入りしている。まず、薄いところがいい。 マチのない百均チャックファイルに、タブレットとスタンドをインして持ち歩いている。重さは97グラム。軽い。 料理用の測りなので誤差はあるかも。アマゾンのリンク先にて、類似商品をみてもらえると分かるんだけど、タブレットスタンドは、わりとゴツかったり、大きかったりして、「持ち運べないこともない…?」になるんだよね。 この点、このスタンドは、折りたたみ式で薄べったくなるので、ポータブル向き。ただ、注意が必要なのは、レビューにもある通り、下端の奥行きは狭いほうなので、カバーを付けているスマホやタブレットは安定しないかもしれない。 自分はというと、タブレットにカバーつけてない(付属のケースカバーは簡易スタンド代わりにもなる優れモノだったんだけど、角度調整まではできないので外した)ので、まったく問題ない。 ゴムパーツの色素がカバーに色移り、というレビューもあるけど、色移るんだろうか、これ。うーん、何故。どういう状況だろう。これも、カバーに色移りということから、カバーつけない勢には関係ないかな。 ちなみに使用タブレットは、これ。 TCLタブレットNXPAPER 11plus。 重さ490g。 私の用途としては、軽いのが正義!で、11.5インチくらいの画面の大きさは欲しかった。スマホのように歩きながらポチポチやるわけではないので、カバーはつけてない。タブレットのレビューはまた別記事でやろうかな。満足してる。 TCL タブレット NXTPAPER 11 Plus/11.5インチ/8000mAhバッテリー/ 重量490g /120Hzのディスプレイ搭載/ダークグレーamzn.to 33,127円(2026年04月08日 07:35時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する キーボードを取り上げた記事も念のため貼っておく。Amazonリンクたどってみたけど、お値段据え置きだった。そりゃそうだよね。 現場からは以上。2週間もたたずに半額とかなるんだ、とびっくりした記事でした。

3
Image

#34【ガジェット】【sense7→10の使用感】SHARP AQUOS sense10 ライトシルバー(SH-M33A-S)

※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト)を利用しています。 初期設定 4月2日、Amazonで注文したAQUOS sense10が、予定より早く届いた。 さて、初期設定である。 初期設定をする| AQUOSマスターガイド|AQUOS:シャープAndroidスマホの購入後の初期設定を解説。Wi-FiやGoogleアカウントの設定など、スキップできる画面も含め、ホーk-tai.sharp.co.jp ストレスなく、この通りに進んだ。 機種変更する度に思うんだけど、機種変更する度にスムーズさグレードアップするよね。それともこれは同じメーカー同士、sense→senseだからかな。 時間がかかったのはデータコピーのところ。Wi-Fiではなく、USBケーブル接続でやったほうが早かったかも、と思ったけど、初期設定誘導でUSBケーブルでてこなかったし、面倒なのでWi-Fi接続で放置。一晩寝たら終わってた。 パスワード関係 翌日、sense10とsense7を通勤バックに忍ばせて、昼休憩、移動中で、ちくちく各種設定をした。 Google パスワード マネージャーと、Google Play 開発者サービスのデータが移行出来てたのが大きく、銀行以外では、なんもせずにログインできてしまった。 銀行関係は、さすがにそういうわけにはいかなかったけど、指紋認証とSNS認証の組み合わせで特にストレス感じることはなかった。 あ、みずほ銀行だけ例外。引き継ぎデータをダウンロードして、新端末にBluetoothか何かで送信して、そのデータとは別にパスワードを発行するのでコピペして、って。老人に厳しい仕様だな。旧端末でコピペしてそれでどうしろと。先のデータと一緒に新端末に送信か。こんな古いことユーザーにやらせたのは、みずほ銀行だけ。 みずほ銀行マニュアルの一部抜粋。 お年寄りに厳しい仕様。 指紋認証 sense7で地味に困っていたのが、指紋認証なんだよね。指が乾燥したり、湿っていたり(お風呂上がりのふやけ)で、認証通らなくて、同じ親指だけを登録できる上限で登録してたんだけど、それでも何かのタイミングで弾かれてるのは毎度だった。特に三井住友銀行。厳しかった。 ​sense10では、電源ボタンと指紋センサーが一体化(​sense7では電源ボタンとは別に独立した指紋センサーがあった)して、バネのような押した感があって、指紋読み取りの精度も向上している様子。まだ1日しか使ってないけど、今日雨降ってて、指の皮膚の状態ベストではないけど、弾かれていない(前は弾かれるの覚悟してた)。 文字が読みやすい あと、画面が読みやすい気がする。まー、sense7の上位機種、ディスプレイの質とか良くなっているんだろうな、とGeminiくんに聞いてみたら、「なめらかハイスピード表示」とやらで、画面の描画速度を高速化しているらしい。スクロール中の文字のぼやけが、そういえば、なかった。進化しているね。 スクリーンショットの切り抜き これは、sense10じゃなくて、Android16の話になるのかな。スクリーンショットの切り抜きがしやすい。結構な頻度でやるのでこれ有難い。 スクショ→画像アイコンタップ→この画面カメラ機能の影除去 https://k-tai.sharp.co.jp/support/master_guide/ 04_01_camera.html⑥が「影除去」機能 照明の影を除去してくれる機能。私、カメラ接写下手だし、加工も下手だから、ChatGPTに修正をお願いしてたんだよね。 スマホカバーはSimplism シンプリズム。箱に「ギリギリまでガード」「滑りにくい☓割れない」とあって、クリアソフトなので、これにした。カメラまわり、ちょっと出っ張ってるのが心配なんだよね。カバーつけて安心。 Simplism シンプリズム AQUOS sense10 / sense9との互換性あり [Aegis Solid] フルカバー TPUケース TR-AQ25S-AGSL-CLamzn.to 1,480円(2026年04月04日 15:09時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 後は、フィルム貼れば終わり。 Simplism シンプリズム AQUOS sense10 / sense9との互換性あり 透明 画面保護フィルム 位置ピタ TR-AQ25S-PFI-CCamzn.to 1,080円(2026年04月04日 15:14時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 使用感まとめ 初期設定は一晩(データコピーのため)、その他設定は翌日のスキマ時間でポチポチ、3日目の今日からsense7持たずにsense10使えてる。移行はとてもスムーズに終わった。 機能まわりでは、指紋認証と、スクリーンショットの切り抜きと、カメラの影除去が、個人的に加点高い。 特にカメラまわりの高機能化は、ChatGPTへの修正依頼が減りそう。いいことだ。

9
もっとみる

本屋で決める

棚の前で背表紙を眺め、平台に目を落とし、その場で決めてレジに向かうので、こういう名前にしました。記事末にはAmazonリンクを置いています。 ※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。

Image
7本
Image

#81【投資メモ】「宇宙」と「ビジネス」が噛み合わない昭和脳を置き去りにしてIPOロケットが飛んでいく【読書】

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 スペースX(アメリカ、CEOはイーロン・マスク氏)が5/20にIPO(新規株式公開)申請した。上場予定はNASDAQ。日本の証券会社から応募することができる。 上場規模の大きさ(実現すれば史上最大級)から、6月7日の現時点、世界中狂騒の只中だ。最近、ビットコインが大幅下落したが、それもスペースXのIPO申請のせいじゃないかという記事をみかけた(ビットコインを売ってスペースXの株を買う)。さもありなん。 私はいままで米株を直接買ったことはなかったが(投資信託で間接的に買っている)、今回記念に申し込んでみた。 スペースX、NASDAQ上場申請おめでとう。 楽天証券で1株だけ申し込んだスペースXは2002年設立、業種は航空宇宙産業、民間会社がロケットを宇宙に飛ばし、機体を帰還させ次の発射にリサイクルし、衛星を打ち上げて運用する。未来、xAIのデータセンターを宇宙におき、人類は火星に行き、移住し、多惑星種とすることをミッションとしている。 書いていて、どこまで事実でどこからSFなのか分からなくなっている。こちとら、初手の、 民間会社がロケットを宇宙に飛ばし で、ポカンだった昭和脳だ。ロケット、それも有人飛行なら国家規模、アメリカやロシア並みの大国でなければ実行できない超巨大プロジェクトという認識だ。昭和は遠くになりにけり。 情報更新の必要性を感じて、とりあえずこの本を読んでいる。 エリック・バーガー著「リエントリー」化学同人(2025年10月初版) REENTRY: イーロン・マスクとスペースXの野望:2009-2023年amzn.to 3,520円(2026年06月07日 14:31時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 前提として、スペースXの競合他社の、次の二社をざっと頭に入れて読んだのがいい補助線になった。特にULAは既存の航空宇宙産業大手、Blue OriginはスペースX同様、新興で2000年に創業している。 ULA ボーイングとロッキード・マーティンが2006年に両社のロケット部門を統合して作った合弁会社 (TechCrunch)。SpaceX台頭前は安保打上げの事実上の標準供給者だった。主力ロケットはVulcan Centaur。 Blue Origin Amazon創始者のジェフ・ベゾスが2000年に創業した非公開会社。スペースXより2年早い。製品は、New Glenn(軌道級大型)New Shepard(観光向け弾道飛行)、Blue Moon(月面着陸機)他。 ついでに、ChatGPTにデータを渡してロケット比較図をつくってもらった。 ロケット比較New Glenn(Blue Origin)デカい。 しかし、スペースXには、もっとデカいやつが控えていた。 史上最も大きく、最も強力なロケットに命が吹き込まれ、空の彼方に飛び立ち、宇宙飛行の新時代が始まることを騒々しく宣言しようとしていた。このロケットはスターシップだ。 「リエントリー」プロローグ・1頁 New Glennの約1.27倍か 米宇宙軍が、2002年創業の民間企業と契約し、商業ロケットを買って、科学衛星やISSに物資やクルーを届ける時代とか。SFかと思っていたら現実だった。 この調子では、近い将来、ほんとにデータセンターや工場が宇宙に建設されるんだろう。さすがに人類が火星に行くか…と思うものの、その上移住とか。いや、スペースXはたぶん、やってしまうと思う。 火星ってべらぼーに遠いイメージしかなかったので、ChatGPTに「どれくらい遠いのか距離感が分かるイメージ図」をリクエストした。 ざっくり指示にも関わらず、ChatGPTはうまいことまとめてくれた。優秀。 動いている点から動いている点への移動か…火星も惑星、地球も惑星、動いているんだった。そうだった。こういうフィールドを商業化とか。昭和脳には荒唐無稽で、SFでだって想像難しい。 イーロン・マスク氏くらいの常軌を逸した傑物でないと攻略できそうにない。

32
Image

#80 【読書】生成AIとAIは同じではなかった。田中道昭著「フィジカルAIの衝撃」朝日新聞出版

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 私は普段、Claude OpusとChat GPTを使っている。付き合いが長い(といっても毎日使うようになってからはまだ一年未満)のはChat GPTで、Claudeは二ヶ月未満だ。 Claudeを使いはじめて、 「生成AIはカットオフ前に学習と経験を済ませ、ユーザーとの対話では学習せず、経験しない」 ということを、改めて意識した。 このあたりはClaudeは割と素直にでてくる(※私の使用感)が、ChatGPTは、会話の文脈に合わせた応答がうまいのであまり意識しなかった。これはモデルの優劣ではなく、提供元の方向性の違いかなと思っている。 とはいえ、対話重視のChatGPTでさえ、ユーザーとの対話がモデル自体を更新する経験になるわけではない。 生成AIとAIの混同に気付いた『フィジカルAIの衝撃』(田中道昭著・朝日新聞出版)を読んで、まず、自分の、生成AIとAIの混同に気付いた。 フィジカルAIの衝撃 「身体をもった人工知能」は2030年の世界をどう変えるかamzn.to 1,980円(2026年06月05日 07:42時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する 生成AIは、現場に出てからは(ユーザーの手元にきてからは)、学習せず経験しない。 この認識から、私は、「生成AIは」という主語を「AIは」に置き換えて、というか、一緒にしていた。 フィジカルAIは現場で学習する『フィジカルAIの衝撃』は、フィジカルAIとはなんぞや、と思い手に取った本だが、AIはAI、生成AIとそう変わるものではないだろうというのが、読む前の雑感だった。 違った。AIはAIでも別物だった。 フィジカルAIとは、「現実世界の現場を、学習し続け、改善し続ける場所に変える仕組み」である。 50頁フィジカルAIが成立するかどうかは、これらの技術を導入したかどうかでは決まらない。重要なのは、現場で起きた事象が継続的にデータとして蓄積され、そのデータから学習が行われ、その結果が再び現場に反映されるという循環が、止まることなく回り続けているかどうかである。 57頁 あー、学習するんだ。 インパクトがあったのはそこだった。リリース後、現場で学習し経験しするAI。さらにいえば、リリース前の学習と経験についても、なかなかにえげつない。 物理法則を忠実に再現した仮想空間ーすなわち、デジタルツインーの中で、AIに経験を積ませる。重力、摩擦、素材の剛性、衝突、光の反射といった現象を数理モデルとしてデジタルツインに実装し、その世界で何百万回もの試行錯誤を行わせる。 78頁物理法則を学んでしまったAIが、目的を遂行するために、自律的に判断し、仮定し、調整して、私たちの現実世界で行動してくる。フィジカルAIが実装されたボティに、生成AIの技術がインされたら、アンドロイドだね。 いや、すでに、オプティマス(イーロン・マスク氏のテスラ社ロボット)が準備運動を始めてたよ。 つくづく思う。えらい時代になったもんだ。 ※蛇足 私にとって、オプティマスはこっち。「トランスフォーマー」のオプティマス・プライムを貼っておく。 オプティマスは最高にかっこいいなー(逃避)。 あ、いや、トランスフォーマーはやっぱり第一作と第二作が最高だった。サムとオプティマスの友情がね。たまらんのですよ(完全に逃避)。

37
Image

#64他人を苛立たせてしまう人の正体【読書】原田ひ香「喫茶おじさん」小学館

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 私は珈琲が好きだ。 毎朝、珈琲を飲んでから出勤をすることをルーチンにする程度のジャンキーで、土日の休みは家でペーパーフィルターを使って珈琲を淹れている。 珈琲は必ずブラック。砂糖・ミルク他、アイスやホイップは入れない。頑固にブラックなので、スターバックスは疎遠になってしまった。朝一の珈琲は美味しいのは知っているだけどね。スターバックスは珈琲を目的として行くよりも、スイーツ飲料を目当てにいったほうが良いような商品ラインアップと、珈琲の濃さがあると思う。完全な個人の偏見による見解ではあるが。 ブラック珈琲で、お手頃価格で飲んで美味しいな、と思うのは、猿田彦珈琲、ドトール、タリーズで、ほどほどの濃さとすっきり感を求めるとこういう偏りになっている。あ、猿田彦珈琲のすっきり感というのは、モーニングの「すぐ出る モーニング」の珈琲のことで、主力の珈琲については、ちと濃く、スイーツがほしくなってしまうので、メニューを眺めるだけにしている。 ※私は体質上、甘いものや乳製品が受け付けない。美味しくいただけるのだが、翌日になって腸内細菌がストライキ(?)を起こすという特異体質に、いつの間にかなっている。 その程度の珈琲好きであったから、本書「喫茶おじさん」こと主人公の松尾純一郎(57歳・バツイチ・無職)の珈琲好きレベルには共感してしまった。 冒頭、純一郎は喫茶店のマスターに話しかける。豆の種類や焙煎の方法について。マスターは静かに微笑んで応え、純一郎はいい気分になる。一度店を出て、所用で戻ると喫茶店の店員の陰口というカウンターを食らう。いわゆる「知ったかぶり」の面倒くさい客を演じてしまったことを知って退散する、という冒頭だ。 あー、いるいる、こういう客、いる。 珈琲通数歩手前の生半可な知識でもって、その道のマスターとそれっぽい会話をしてみたい、という欲求は分かるし、実行してしまう純一郎は「ダサい」中年なのだが、陰口に逆上せず、しょんぼりと退散するところは可愛げがあって好感だ。 この純一郎、とにかく作中人物たちに「分かってない」と繰り返し呆れられている。語意には見下しや深刻ではない軽蔑があって、言われる純一郎はその度にショックを受けたり、ションボリしたりしている。そして珈琲を飲みに行く。スイーツを食べる。軽食をとる。「ああ、美味しいなあ」と感嘆しているうちに、マイナスのマインドを溶かして、すっきりしている。 逆をいえば、好きな珈琲やスイーツ・軽食で、溶ける程度のストレス・ダメージしか受けない。ここに、純一郎の純一郎たる所以がある。純一郎は善人の凡人で、サラリーマンとして優秀ではなく、事業者(一度店を立ち上げ即潰している)としても優秀ではない。不倫をやったり、離婚をしたり、娘に敬遠されたり、まったく無風の半生とはいえないものの、決定的な失敗をしたことがない。運だけではないだろうな、と読ませるところが、純一郎の非凡なところだ。 作中、リフレインのように、作中人物の名を変え状況を変えて「分かってない」と連罵されてしまう純一郎が、読んでいて途中まで、不思議だった。どうしてこういう無害で平凡でお人好しで、かといって清く正しくもなく、俗っぽいキャラクターが、他のキャラクターにそろって連罵されるのか。 純一郎が読み手になじんでくるにつれ、はっきりとは語られないその理由が、だんだん想像ついてくる。腑に落ちる、というか。 これは「分かっていない」と言われても仕方がない、と思う。同時に、純一郎を「分かっていない」と罵倒するキャラクターの気持ちも分かってしまう。優越感が、優越感だけで構成されていない。松尾純一郎は痛罵したくなるようなところがある。そこが、作中人物たちを苛立たせる原因になっている。私もチラッと苛立った。オメデタイやつめ。そこがいいんだけども。 作中、東京近辺(と京都)のさまざまな喫茶店が登場する。 半分くらいは、あそこかな?と当たりがつけられた(多分)。学芸大学や上野、谷中あたりは未開拓だったので、散歩し行こうと思っている。純一郎がオーダーしたメニューは、自分の体質上、食べられないものが多いけれど。 ラストにでてくる小さな喫茶店のドアを押すのは、ちょっと勇気がいるけれど、どんなマスターがいるのか、どんなメニューがあるのか。冒険してみるのもいいかも知れない。 喫茶おじさん (小学館文庫 は 25-2)amzn.to 781円(2026年05月11日 08:18時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する

20
Image

#57 社会主義下の古本巡りという異世界エッセイ【読書】千野栄一「プラハの古本屋」中公文庫

※Amazonのアソシエイトとして、otchは適格販売により収入を得ています。 買うつもりはなく入ってしまった本屋の店内、あるポスターの前で足が止まった。山積みにディスプレイされた本は、「プラハの古本屋」。 ポスターは、プラハらしき城と城下の建物群、青と白の色合いは、プラハの町並みを描いたものらしい。あとがきで知ったことだが、装丁のイラストレーターは村井宗二氏で、素朴な画風と黄色い帯とがマッチしている。 プラハ。えっと、ヨーロッパの首都で、たしか、チェコスロバキア。あれ、いま、チェコスロバキアという国はあったかな。 思いつつ、手にとって頁を繰った。書き出しを読んでみた。 「その町は古いたたずまいと、おいしいビールで知られていた。くねくねと曲がった細い道をたどっていくと、やがてビヤホールの名が見えてくる。」(11頁「沈黙の通訳」) 小説かな、と思った。情景が立ち上がってくる。しかし読み進むと、どうも実体験のもののようだ。分類すればエッセイだ。 あー、エッセイ。ちらりと自分のnote記事を脳裏に呼び起こしてみた。いや、かなり別物だ。格が違う。これがプロが書くエッセイというものか。小説のような没頭感、著者の主観が入って我に返って息をつくような、読書の呼吸がある。この人は、どういう人なんだろうと思いつつ読み進む。 あ、これは無理だ、と本を閉じたのは、「沈黙の通訳」の次、「その一語」の章の終わりを読んだからだ。両腕の皮膚に、ふっと粟立つ寒気のような知的興奮の感覚に、完敗した。 立ち読みじゃ、無理だ。 そうして、本をレジにもっていった。自室のベッドサイドに積まれた積ん読の山のことをチラリと思ったが、考えないことにした。 本との出会いは一期一会。いま逃したら多分、次の機会はない。別の書店で再会しても、その時に読みたいと思うかどうかは分からない。 「プラハの古本屋」に興味をもたれた方向けに、前知識としてあったほうが良いだろうな、という前提をまとめておこうと思う。私自身、読んでいて何度か立ち止まり、調べながら読んだので、その記録のような意味合いも兼ねている。 題名の「プラハ」について プラハは現在、チェコ共和国の首都である。チェコスロバキアは1993年にチェコ共和国とスロバキア共和国に分離して消滅している。分離は流血を伴わない平和的なもので、「ビロード離婚」と呼ばれた。 この本との時間的な位置関係 著者の千野栄一氏が、プラハに渡ったのは1950年代、社会主義体制の初期にあたる。この頃のプラハは、1948年の共産党によるクーデターで社会主義国となった後。1960年に正式な国名が「チェコスロバキア社会主義共和国」となり、1989年11月、市民デモで共産党政権が崩壊(ビロード革命)している。 エッセイの中で、社会主義体制下の古本めぐりという、想像が難しい地平において、古本屋主人と著者との、禁制品取引のやりとりが珠玉の輝きを放っているので、ぜひ読んでもらいたいと思う。スパイ小説の一場面を読んでいるようだった。 千野栄一氏について 千野栄一氏(1932–2002)はチェコ語を中心とするスラブ言語学者。東京外国語大学ロシア語科から東京大学言語学科に進み、プラハのカレル大学で学んだ。翻訳家としても知られ、チャペック『ロボット』、クンデラ『存在の耐えられない軽さ』などの邦訳がある。 本書「プラハの古本屋」でも「チャペックのコロンボ風探偵小説」という章が出てきて、「チェコ版コロンボ」評のカレル・チャペック『ひとつのポケットから出た話』が、まんまと読みたくなってしまった。早速、書店に買いにいったのだが完売していた。入荷予定なしとのこと。Amazonにはあるようだが、せっかくなので、千野栄一氏にならい、神保町の古本屋街で探そうと思う。 プラハの古本屋 (中公文庫 ち 9-1)amzn.to 1,155円(2026年05月02日 16:09時点詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する そして、カレル・チャペックの『ひとつのポケットから出た話』。 ひとつのポケットから出た話 (ベスト版 文学のおくりもの) (文学のおくりもの ベスト版)amzn.asia Amazon.co.jpで購入する

23
もっとみる